【ノンカロリーでダイエットに最適!】お茶で効率よく痩せるには?
お茶はノンカロリーでダイエットにも効果的。
しかしたくさんの種類があり、実際どのお茶を選べば良いかわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はダイエットに適したお茶の種類とそれぞれの効能、上手な取り入れ方についてご紹介します。
自分に合ったお茶を発見しましょう。
お茶がダイエットにおすすめの理由
お茶がダイエットに良い理由はカロリーと糖質を摂取せずに、必要な栄養素が摂取できるから。
ビタミンやミネラル、ポリフェノール、食物繊維など、お茶の種類によって自分の目的に合わせた栄養素が効率良く補えます。
またカフェインが含まれるお茶は、脂肪の分解をサポートする作用があり、脂肪燃焼を早くしてくれます。
運動+腸活+食事制限にお茶を取り入れると効果的
ダイエットに効果的なお茶ですが、飲むだけで絶対に痩せるお茶はありません。
ダイエットには、摂取カロリーを消費カロリーが上回ることが大前提となり、そのためには運動+腸活+食事制限が必要不可欠。
腸活とは、腸内フローラを整えて腸内環境を整えることです。
これらを取り入れた生活習慣にお茶を取り入れるとダイエット効果が得やすくなります。
お茶と水どっちがいいの?
ダイエットにはお茶とお水どちらが良いのでしょうか?
その答えは両方です。
便秘解消、血流促進などには水の方が良いといわれ、こまめに1日2L飲むのが理想的といわれています。
対してお茶には食欲抑制や血糖値の上昇を緩やかにする作用があり、水と使い分けることでパフォーマンスが向上します。
ティータイムという言葉があるように、お茶にはリラックス作用もあるため間食がわりに置き換えると満腹感も得られますよ。
ただし両者とも冷たい状態でがぶ飲みすると体が冷えてしまう可能性があります。
体が冷えてしまうと代謝も下がってしまい、ダイエットに逆効果となるので気をつけましょう。
お茶の種類によって期待できる効果が変わる
お茶の効果は種類によって千差万別。
そこで、ダイエット効果が強いといわれているお茶をピックアップしてまとめてみました。
自分に合うお茶の種類はどのタイプかチェックしてみましょう。
ルイボスティー
抗酸化作用の強い「フラボノイド」や血液をサラサラにする「ルチン」が含まれるルイボスティー。
ノンカフェインのハーブティー代表で鉄の吸収を妨げる「タンニン」の含有量も低いため、女性から圧倒的な支持があります。
一見、紅茶のように見えますが、ルイボスティーの元となるルイボスは南アフリカのセダルバーグ山脈一帯でしか栽培できません。
実はルイボスティーには製造過程によって「レッドルイボスティー」と「グリーンルイボスティー」の2種類に分けられます。
一般的に知られている発酵させたレッドルイボスティーより発酵させていないグリーンルイボスティーの方が栄養価は高くなります。
またルイボスティーには、カリウム・マグネシウムなどのミネラル分がたっぷりと含まれ活性酵素を除去する働きがあるSOD(スーパー・オキサイド・ディスムスターゼ)が含まれるのも大きな特徴です。
抗酸化作用、便秘解消、むくみ解消を求める方におすすめですよ。
烏龍茶
緑茶、紅茶と同じ茶木(チャノキ)を発酵し作られたウーロン茶は発酵度によってさまざまな種類に分けられます。
ウーロン茶にはカテキンが重合して生成される「重合ポリフェノール」「没食子酸」が多く含まれているのが特徴です。
この重合ポリフェノールにはエネルギー代謝を高める作用があることで非常に有名です。
筑波大学の研究グループによる実験ではカフェイン飲料の中でもウーロン茶は睡眠時、睡眠を妨げずに脂肪燃焼に効果的に働くことがわかっています。(朝・昼に飲用した場合)
緑茶
殺菌や抗酸化作用に優れた「カテキン」やビタミンCなどが含まれる緑茶もダイエットに効果があると言われています。
その理由は緑茶に含まれる「カテキン」と「カフェイン」の両方が含まれることに関係しています。
高濃度の茶カテキンには体重や体脂肪の減少作用があり、さらにカフェインにも脂肪蓄積を阻害する効果があります。
両者が相乗効果を起こすことで、よりシェイプアップ効果が見込めるのです。
また緑茶に含まれるうまみ成分「テアニン」にはリラックス効果があると注目されています。
マウス使った実験では大脳の萎縮及びストレスによる老化を抑え、寿命が延びていることが報告されています。
マテ茶
モチノキ科の常緑喬木を原料としたマテ茶には、睡眠の質を上げる「Lテアニン」というアミノ酸と食物繊維を含んでいるのが特徴です。
その他にもマテ茶に含まれる「テオブロミン」は食欲を抑え、消化促進、新陳代謝も促して脂肪燃焼にも有効に働くのでダイエット効果も期待できます。
また緑茶よりも多くのポリフェノールを含み、ビタミンCやB群、カルシウム、マグネシウム、鉄分など数多くの栄養素を含むことからマテ茶は「飲むサラダ」とも呼ばれています。
マテ茶にも焙煎の方法によって2種類あり、若草のような香りを茶葉を使用した「グリーンマテ」とそれをさらに焙煎させた「ローストマテ」に分かれます。
どちらかというと焙煎する前のグリーンマテ茶の方が栄養価は高いそうです。
食物繊維が含まれるため、後味は繊維質のパサパサしした感じが気になりますが、味は煎茶に近いため日本人にも飲みやすい味わいです。
黒豆茶
黒豆の黒い色は、天然色素のポリフェノール「アントシアニン」によるもので強い抗酸化作用があることでも有名です。
また血流の改善や血圧抑制などにも有効に働き、肥満予防にも効果が期待できます。
アントシアニンは水に溶けやすく熱に強いため、黒豆茶が1番効率よく成分の栄養素を摂ることができます。
それ以外にも黒豆茶に含まれる「クロスミン」や「クロサンテミン」が血流を促進し腎機能を高め、体内の余分な水分を排出してくれます。
またカリウムなどのミネラルも含まれるため、むくみ解消にもつながります。
さらにビタミンB1も含まれるため、糖質からのエネルギー産出をサポートしてくれます。
マテ茶にはカフェイン含まれますが、タンニンも合わせて比較的含有量が低いのも覚えておきましょう。
プーアル茶
緑茶や紅茶、烏龍茶などと同じ茶木の葉を麹菌で発酵させたプーアル茶は減肥茶とも呼ばれています。
烏龍茶同様に「重合カテキン」「没食子酸」が含まれ、さらに脂質を分解するリパーゼも生成されるため、このように呼ばれているそうです。
プーアル茶の脂肪燃焼効果は、実際に日本でも特定保健用食品として販売されているほど。
またプーアル茶に含まれるタンニンには、血糖値の上昇抑制や、インスリンの値を減少させる作用があります。
またこれらの成分により、血液中の悪玉コレステロールを減少させ善玉コレステロールを増加させることもわかっています。
プーアル茶は「細菌発酵製法」で発酵させているため菌や真菌を使って腸内環境を整える菌活にも有効です。
またビタミンB群やミネラル、17種類のアミノ酸など栄養素を豊富に含み、血行促進や代謝アップ、肌トラブル解消にも効果が期待できます。
杜仲茶
杜仲茶には、「ゲニポシド酸」と「アスペルロシド」が含まれ肥満解消効果が期待できます。
ゲニポシド酸にはそれだけでなく副交感神経を高め、血行促進や血圧降下作用も認められています。
実際に内臓脂肪100㎠以上の人に杜仲茶エキスを用いた実験では、2ヶ月継続摂取することで体重は平均-2.4kg、内臓脂肪断面図は平均-35.4㎠減少との結果が報告されています。
他にも、フラボノイド類の「ケルセチン」による抗酸化作用やカリウムによるむくみ解消なども期待できます。
杜仲茶はノンカフェインでほんのり甘みがあるため、子供でも飲みやすいのが特徴です。
ごぼう茶
ごぼうを細かく刻んで乾燥させ焙煎したハーブティーです。
水溶性食物繊維である「イヌリン」と朝鮮人参にも含まれる「サポニン」が含まれるのが特徴で、血糖のコントロール効果や腸内環境改善に有効に働きます。
またサポニンには創傷治癒作用があり、大腸がんの危険因子である「二次胆汁酸」の分泌を抑える効果も。
その他にも免疫力に深く関わるNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させる作用もあり、風邪をひいた時にもおすすめです。
ドラッグストアやコンビニなどで購入出来るダイエット茶おすすめ
お茶はなるべく気軽に飲みたいもの。
そこで、ドラックストアやコンビニで手に入れやすいダイエット茶を厳選してみました。
山本漢方製薬「ダイエットプアール茶」
プーアル茶を主原料に14種類のスーパー成分を配合。毎日の健康に
プーアール茶を主原料に、どくだみ、ギムネマ・シルベスタ、冬葵の実、桑の葉、ハトムギ、ハブ茶など健康茶の代表ともいわれる成分を14種類配合。
麦茶のような飲みやすい味わいで、食事中でも水感覚で一緒に飲めます。ティーバッグ式でコスパも納得のお茶です。
小林製薬「小林製薬の濃い杜仲茶」
独特製法で毎日続けやすいスッキリとした飲みやすさ
杜仲茶の健康成分「ゲニポシド酸」の量を一定に保つために独自の製法で抽出。えぐみがなくスッキリ香ばしい味わいで毎日続けやすくなっています。
さらに効果を求める方には、濃い杜仲茶バージョンもおすすめです。
花王「ヘルシア 緑茶α」
茶カテキン540mg配合。脂肪燃焼を狙うならコレ
特定保健用食品に認定されている「ヘルシア緑茶α 」は茶カテキンを540mgも配合。
高濃度茶カテキンが、脂肪の代謝、腹部内臓脂肪に狙いうちで働いてくれます。
お腹周りの脂肪が気になる方におすすめのお茶です。
コカ・コーラ「からだすこやか茶W」
難消化性デキストリンが脂肪と糖に働く
食物繊維である難消化デキストリンが配合され、脂肪と糖質の吸収をゆるやかにしてくれるお茶です。
その効果は脂肪約15%、糖質約20%もの吸収率カットを実現。
本格的にダイエットを始めたい方におすすめです。
山本漢方製薬「濃い減肥茶」
濃縮した杜仲葉エキス・烏龍茶エキス配合。濃くて美味しい
濃縮した杜仲葉エキス・烏龍茶エキスに茶の花、はとむぎ、明日葉、桑の葉、ゴーヤ、ギムネマなど14種類の健康食材を配合。苦味やクセがなく、濃くて飲みやすい味わいです。お腹の調子を整えたい方におすすめです。
女性に人気が高いルイボスティーのおすすめ3選
次に、女性に人気のルイボスティーを3つピックアップしてみました。
通販で人気のものから、コンビニで買えるものまでご紹介します。
通販で人気のものから、コンビニで買えるものまでご紹介します。
ティーライフ「プレミアムオーガニック ルイボスティー」
有機JAS認定。最高級ランク茶葉のみ使用のプレミアムなお茶
お茶老舗メーカー「ティーライフ」のルイボスティーは一味違います。有機JAS認定を受けた最高級ランクの茶葉のみを使用し、2度に渡る蒸気製法でコクと旨味を引き出しています。本格的なルイボスティーを求める方にイチオシの商品です。
伊藤園「ヘルシールイボスティー」
手軽にどこでも飲める。無添加で安心なルイボスティー
香料、着色料、保存料全て無添加で作られている伊藤園のルイボスティーはルイボスポリフェノールが100mgも配合されています。
紅茶のような香りと切りした後味で、ゴクゴクと飲めちゃいます。ホット飲みたい方はティーバックタイプもチェックしてみましょう。
南アフリカ産有機ルイボススーペリア100%使用。スッキリとしたのど越し
ルイボスの本場、南アフリカ産の有機栽培ルイボススーペリアを100%使用した日本人になじみ深いルイボスティーです。特有のクセがなく、スッキリとしたのどごしが特徴で、初めての方にも飲みやすい味です。
自社工場にて蒸気殺菌も行われており、水出しも安心です。
ダイエットに効果的な飲み方
空腹時に飲む
お茶の種類によっては食欲抑制効果やリラックス効果があり、余分な間食を防いでくれます。
また食物繊維が含まれるお茶を食前に飲んでおくと、肥満の原因となる糖質の吸収を最小限に抑えてくれます。
ホットのお茶を少しずつ飲んで体を温める
体の冷えはダイエットの大敵。
お茶を冷たい状態で飲むより温めて飲んだ方が体が温まり、血行が促進され代謝アップにつながります。
お茶に限らず、できれば水も常温か白湯で飲み体を温めることを意識しましょう。
継続して飲むことが大事
さまざまなお茶を使った臨床実験でダイエット効果が認められていますが、それらのデータはすべて2~3ヶ月継続摂取した場合の結果です。
私たち人間の体には肌が新しく生まれ変わるターンオーバー同様に、全ての細胞が常に新しく入れ替わっています。
組織によってその周期は異なりますが、一番早い腸管の上皮細胞で数日、肌は約1ヶ月、血液は約4ヶ月、骨は約5ヶ月となります。
このことからわかるように体の細胞が全て生まれ変わるまでお茶を数ヶ月継続して飲むことが、しっかりと効果を実感する近道といえます。
カフェインが含まれるお茶は摂取量に注意
一日に摂取できるカフェインの量は成人一人当たり400〜500mg。
緑茶のカフェインは100mlあたり20mg(コーヒーの3分の1程度)となりますが、玉露には通常の約8倍カフェインが含まれています。
そのため玉露を飲む場合は、摂取量に注意しましょう。
煎茶100mlあたり…20mg
玉露100mlあたり…160mg
ウーロン茶100mlあたり…20㎎
鉄分不足の人は食事中の摂取を避ける
含まれていないお茶もありますが、緑茶などに含まれるタンニンは鉄分の吸収を阻害します。
貧血気味や、鉄分不足の方は食事から鉄分を補うためにも、タンニンが配合されているお茶は避けた方が良いでしょう。
生理などがあり、鉄分が不足しやすい女性も注意が必要です。
お茶の1日の摂取量とタイミング
お茶の種類によって適切な摂取量は異なりますが、食物繊維が含まれるマテ茶やごぼう茶は1日5杯以上飲むと、おなかが緩くなる可能性もあります。
またカフェインが含まれるお茶は覚醒作用や利尿作用があるため、寝る前に飲むのはおすすめできません。
なるべく飲む時間はお昼の時間帯や夕食時までにし、
1日2~3杯にとどめておきましょう。
カフェインにはアルコールの代謝を高める作用もあるため、お酒を飲んだ後もおすすめですよ。
妊娠中でも安心!カフェインが含まれないお茶の種類
「妊娠中でも、お茶の効果を活用したい‼︎」そんなあなたにおすすめなのが、ルイボスティー、杜仲茶、黒豆茶。
これらはカフェインが含まれていないため、妊婦や子供でも安心して飲めます。
カフェインにはダイエット効果がありますが、カフェインが含まれなくてもこれらのお茶を飲めばダイエットにも効果が期待できます。
反対に緑茶やほうじ茶、玄米茶、ウーロン茶、紅茶、ジャスミン茶、抹茶などには全てカフェインが含まれているため注意しましょう。
特定保健用食品を取り入れて確実に効果を実感
さらにトクホで有名な特定保健用食品のお茶などを日常的に取り入れると、さらにダイエット効果が期待できます。
特定保健用食品は、含まれる特定成分の効果が科学的に証明されているためダイエットに失敗した経験がある方にもおすすめ。
1日に飲む量などもパッケージに記載されているためわかりやすく、年配の方にも適していますよ。
まとめ
さまざまな研究で認められたお茶の脂肪燃焼効果は1日あたり、ごはん1杯の半分のカロリーカットに相当するといわれています。
このカロリーを自力で消費するとウォーキング40分。もちろんダイエットには運動+腸活+食事制限が不可欠ですが、楽できるところは楽したいもの。
お茶を飲むだけでこれだけのカロリーが毎日カットできるなら、活用した方が賢い選択といえるのではないでしょうか。