【6選】青汁+プロテイン、それぞれのメリットを融合した商品を紹介

青汁にプロテインが配合された商品があります。プロテインはアスリートやダイエットを考えている人に人気です。そのプロテインと青汁を合わしたら、どんなメリットがあるのでしょう。1+1=2になるのか、それとも2以上の結果を期待できるのか、興味がありますね。今回は青汁とプロテインを一緒に摂ることの意義について考え、おすすめの商品もいくつか紹介します。

なぜ青汁+プロテインなのか

青汁は現代日本人の野菜不足を補うには手軽な健康食品です。しかし健康のことを考えるのなら、野菜だけで足りるのでしょうか?
身体はタンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルなど、多くの栄養素が必要です。
消化吸収・排泄・代謝など、どの活動も様々な栄養素が関わり合っているので、偏りなく摂取する必要があります。

依然として野菜不足の日本人

現代日本人は不規則な生活や外食などが多くなり、理想的な食生活をおくることが難しくなっています。

厚生労働省が発表した令和元年の国民健康・栄養調査結果によると、日本人の野菜不足は相変わらずで、野菜摂取の目標量350gに対して、男女の平均野菜摂取量が280.5g*1でした。

健康な身体作りに欠かせないプロテイン

タンパク質については、厚生省が発表した2020年版日本人の食事摂取基準で高齢者のタンパク質摂取目標量の下限を引き上げました*2。この変更の意図は、高齢者ができるだけ長く健康に暮らせるよう、フレイル予防*3に力を入れるためです。

フレイルとは「健康」と「要介護」の間にある状態で、「虚弱」や「老化」とも呼ばれます。歳を取ると疲れやすくなり、外出が億劫になることで、ますます身体を動かさなくなってしまいます。筋力が衰えて体も痩せてくると、介護を受けなければならなくなる可能性も出てきます。長寿国とはいえ、寝たきりの暮らしは誰も望みませんよね。できるかぎり長く健康でいられるよう、フレイル予防が重要視されています。

高齢者に対するフレイル予防の目的の他、無理なダイエットなどでタンパク質摂取が十分にできていない若い女性、痩せ型の人などにもプロテインの摂取はおすすめです。タンパク質は筋肉を作る材料であるだけではなく、髪・爪・皮膚・血管・臓器などを作る材料にもなります。そして大事なことはプロテインを体内に取り込んだ後、身体の各部でタンパク質が利用されるためには、ビタミンやミネラルが関与していることです。

プロテインと青汁を合わせて飲む意義

タンパク質だけを摂取しても、それを体内で活用するために必要な栄養素が不足していると、うまく利用できないのです。そこで青汁が含む豊富なビタミンとミネラルが、プロテイン摂取の価値を高めてくれます。
日頃から野菜を十分に食べる生活であれば青汁は必要ないのですが、令和元年の厚生労働省が発表した国民健康・栄養調査結果からは、日本人の野菜不足が長年の課題となっていることがわかります。多くの人は野菜不足と考えられることから、青汁の助けを借りることは有意義と言えるでしょう。

通常のプロテインと青汁+プロテインはどう違う?

プロテインと青汁+プロテインでは、何がどう違うのかについて解説します。それぞれの特徴や違いがわかれば、自分の目的に合うのはどちらなのか判断することができると思います。

通常のプロテインの種類と特徴

通常のプロテインは筋力アップやダイエットなど、目的別に適したプロテイン商品が存在します。大きく分けるとプロテインにはホエイプロテイン・カゼインプロテイン・ソイプロテインの3種類があります。それぞれの特徴を簡単に説明します。

ホエイプロテイン 

ホエイとは乳清とも呼ばれ、牛乳から乳脂肪分やカゼイン(リンタンパク)を取り除いた残りの液体のことをいいます。運動をして筋肉をつけたい人に適したプロテインです。

カゼインプロテイン

カゼインは牛乳から乳脂肪分とホエイを取り除いた固形分のことをいいます。固形成分なので消化吸収に時間がかかることから、膨満感が続くプロテインです。食事の量を減らす必要のある人に適したプロテインです。

ソイプロテイン

ソイは日本語で大豆を意味します。大豆を原料にしているので、女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きを持つ植物性エストロゲンが含まれています。カロリーも他のタイプのプロテインよりカロリー控えめで、ダイエットしたい女性に適したプロテインです。

通常のプロテインは種類がとても豊富です。ハードなトレーニングを続けるトップアスリート向け、筋肉をつけたい人向け、引き締まった身体を作りたい人向け、子ども向けなどの商品があり、フレーバーも豊富です。

ダイエットや減量目的でも使えるプロテインですが、食事をプロテインに置き換えたりすることがあると思います。その場合、プロテイン以外の栄養素が不足気味になることがあるので、栄養バランスを考えなくてはなりません。

青汁+プロテインの種類と特徴

通常のプロテインに比べると、プロテインの選択肢は狭まります。青汁+プロテインの商品はプロテイン商品に比べると種類が少なく、配合されているプロテインはソイプロテインが多く見られます。
プロテイン商品とは異なり、青汁の主原料に大麦若葉やケールなどを使ったものや、乳酸菌が配合されたものなどなど、プロテイン以外の栄養素の種類は豊富です。

プロテインと青汁+プロテインのどちらを選べばよい?

プロテインを摂取する動機は筋肉をつける、健康維持、身体の引き締め、ダイエットなどですが、プロテインを摂取して吸収したタンパク質をうまく利用するには、他の栄養素も必要であることはすでに説明したとおりです。プロテインか青汁+プロテインのどちらを選ぶべきかは、普段の食生活から考えるとよいでしょう。野菜類が足りてない、または栄養が偏りがちの場合は、青汁+ダイエットがおすすめです。

青汁+プロテインの商品紹介6選

それでは実際に青汁+プロテインの中から、おすすめの商品を紹介しましょう。

HMB×プロテイン×青汁

商品名HMB×プロテイン×青汁
メーカー/販売者シー.エフ.ヘルスフーズ
内容量90g、3g×30包入
価格3,300円(税込)
主な原材料難消化性デキストリン、桑葉末、バナナ末、大豆たんぱく、HMBカルシウム、マンゴー末、モリンガ粉末、シルクペプチド、明日葉末、大麦若葉末、ケール末、有胞子乳酸菌など

HMBとはβ-Hydroxy-β-MethylButyrate(ベータ・ヒドロキシ・ベータ・メチル酪酸)または日本名で3-ヒドロキシイソ吉草酸と呼ばれる物質です。HMBは必須アミノ酸であるロイシンの体内代謝産物で、筋肉のタンパク質合成を誘導する重要な働きをすると想定され、様々な研究結果が報告されています。*4
プロテインそのものを摂る場合と、少し異なるアプローチをする物質がHMBです。

さっぱりマンゴー・バナナ風味で、フルーツと乳酸菌も入っています。ソイプロテイン(大豆たんぱく)配合で、女性のダイエット向けに適した商品です。1包を100mlの水または牛乳で溶かします。牛乳に溶かすと抹茶ミルク風になります。ヨーグルトとの相性もよいです。

亀田家の青汁×プロテイン

商品名亀田家の青汁×プロテイン
メーカー/販売者株式会社星ノ屋
内容量90g、3g×30包入
価格4,980円(税込)
主な原材料大麦若葉、難消化性デキストリン、ケール、明日葉、ソイプロテイン、ホエイプロテイン 、リンゴパウダー、柚子パウダー、発酵植物エキス末、乳酸菌(フェカリス菌)、植物性乳酸菌など

ホエイプロテイン とソイプロテインの2種類が入っていて、男性の身体作りにも適しています。ヨーグルト風味でさっぱりしていて、牛乳やヨーグルトと相性がよいです。
減量したい人やダイエットしたい人は、1食置き換え可能です。野菜・フルーツ・プロテイン・乳酸菌などで作られていて、タンパク質だけではなくビタミン・ミネラル類、食物繊維も豊富に含まれているので、置き換えは簡単です。

金緑青汁

商品名金緑青汁
メーカー/販売者ビタリア製薬株式会社
内容量123g、4.1g×30包入
価格1,480円(税込)
主な原材料えんどう豆たんぱく、野菜ミックス、ブドウ糖、クマイザサ粉末、大麦若葉末、抹茶、有胞子性乳酸菌など

えんどう豆プロテイン(ピープロテイン)が主成分の青汁です。男女を問わず、加齢と共に身体の衰えが気になっている方に適した商品です。原材料に「野菜ミックス」とありますが、これはケール・よもぎ・ほうれん草など国産の緑黄色野菜が10種類入っています。
1包を100〜150mlの水やお湯に溶かして飲みますが、牛乳・豆乳・ヨーグルトに混ぜても美味しいです。

ビューティー プロテイン リッチ

商品名ビューティー プロテイン リッチ
メーカー/販売者石田ビューティースタジオ
内容量100g / 200g / 750g
価格1,800円 / 2,980円 / 7,980円(税込)
主な原材料大豆タンパク、難消化デキストリン、脱脂粉乳、ブドウ糖、コラーゲンペプチド(豚)、大麦若葉末、ドロマイト、ほうれん草末、りんご果汁末、パセリ末、コレウスフォルスコリ抽出物、L-カルニチンフマル酸塩など

アップル、ベジタブル、黒糖ハニー3種類の味があり、サイズも3種類あります。個包装ではなく、スプーンで計り取るタイプの商品です。1回あたり25gを目安にし、200〜300mlの水や牛乳に溶かします。
原材料の一つであるドロマイトとは、鉱石でマグネシウムとカルシウムを含んでいます。サプリメントにも使われています。女性向けのダイエット用青汁プロテインです。

MAM青汁プロテイン

商品名MAM 青汁プロテインダイエット
メーカー/販売者株式会社クオーレ
内容量150g、5g×30包入
価格9,698円(税込)
主な原材料大豆たんぱく、乳清たんぱく質、難消化性デキストリン、大麦若葉末、微粒酸化ケイ素、貝カルシウム、豚コラーゲンペプチド、システインペプチド含有酵母エキス、乳酸菌、モリンガなど

青汁なのにティラミス味。女性向けダイエット用の青汁プロテインです。1日1 、2包を目安に1包100mlの水や牛乳に溶かします。ソイプロテイン(大豆たんぱく)とホエイタンパク(乳清たんぱく)の2種類のプロテイン配合でダイエッターをサポートします。

オーガニックタンパク質&ケールパウダー

商品名オーガニックタンパク質&ケールパウダー
メーカー/販売者アメージンググラス
内容量555g
価格2,696円(税込)
主な原材料有機タンパク質&グリーンブレンド(エンドウタンパク質、ケール、大麦草、小麦草、アルファルファ、キヌア、キア)、有機砂糖、有機ココア、海塩など

アメリカカンザス州の農園で栽培された、米国農産省(USDA)認定オーガニックの野菜を使った青汁です。えんどう豆プロテイン(エンドウタンパク質)、ケールなどの他、アルファルファ、キヌアなど栄養価の高い原材料が使われています。1さじ(37g)を水や牛乳などに加えてかき混ぜます。日本の青汁に飽きてきたときに試してみてもよさそうです。

【目的別】どんな青汁+プロテインを選ぶとよい?

青汁+プロテインは大きく分けて3つの目的で飲む人がいて、それぞれの目的で適した青汁+プロテインがあります。
まずダイエットや身体の引き締めを目的にしている人には、ソイプロテインを使った青汁がおすすめです。今回紹介した中では、「HMB×プロテイン×青汁」「ビューティー プロテイン リッチ」「MAM青汁プロテイン」です。
次に身体を鍛えることを目的にしている人には、ホエイプロテインを使った青汁がおすすめです。今回紹介した中では「亀田家の青汁×プロテイン」、女性には「MAM青汁プロテイン」も適しています。
最後に健康維持を目的にしている人には、ソイプロテインやピープロテインを使った青汁で、続けやすく飽きのこない風味のものがおすすめです。「金緑青汁」は抹茶味ですっきりして飲みやすいと思います。

楽しみながら続けて目的を達成しよう

青汁+プロテインと通常のプロテインの違いを意識して、プロテインを健康維持や理想の身体に近づくために上手に利用しましょう。商品の味やプロテインの種類にこだわりがあって、青汁プロテイン商品を見つけられない時には通常のプロテインを探してもよいと思います。その時には栄養バランスのことを思い出して、ビタミンやミネラルも十分補給できるような食事内容を考えましょう。

また服用している薬がある人は、青汁の飲む前に必ず医師に確認することを忘れないでください。治療の妨げになる可能性があるからです。自分の身体のことを思ってすることですので、健康を損なうようなことは避けたいですね。
心配なことや不明な点をすっきりさせてから、青汁+プロテインで楽しみながら理想の体作りに取り組みましょう。

<参考文献>
*1:厚生労働省
*2:厚生労働省
*3:公益社団法人 東京都医師会
*4:厚生労働省

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