【麹を含む青汁7選】青汁でわざわざ麹入りを選ぶ理由(メリット)は?

青汁はシンプルなものから乳酸菌やスーパーフードと呼ばれる食材、麹までさまざまな種類の商品が売られています。その中であえて麹入りの青汁を選ぶメリットはあるのかどうかについて、考えてみたいと思います。

そもそも麹とは?

麹は日本食には欠かせない存在ですが、私たちには身近にある当たり前のもの過ぎて、普段意識していないかもしれないので、麹について少し説明します。

麹はカビの一種で発酵食品には欠かせないもの

麹は、アスペルギルス属に分類されるカビの一種です。日本料理には欠かせない味噌、しょうゆ、日本酒などを作るために、麹の力を借ります。大豆や米に麹を加えると、麹が大豆や米の表面で繁殖します。麹が生育するために必要な栄養は、大豆や米に含まれるタンパク質や炭水化物などを、麹が持っている酵素で分解して作り出しています。これを発酵といい、発酵させてできる食品を発酵食品と呼びます。味噌・しょうゆ・日本酒のほか、食酢やみりん、甘酒、焼酎も麹を使った発酵食品です。

麹は日本独特のカビ「国菌」

実は日本で使っている麹は、日本だけに存在するカビなのです。そのため麹は日本を代表するカビということで「国菌」に選ばれています。
麹は1種類だけではなく、白麹・黄麹・黒麹など色で区別したり、学名ではアスペルギルス・オリゼーアスペルギルス・ソーヤーが黄麹としてよく使われています。たくさんある麹を使ってどんな発酵食品を作るか、どんな味にしたいかで使い分けをします。*1

麹の酵素作用を利用

麹はタンパク質・炭水化物・脂肪などを分解する酵素を持っています。*2 私たちは麹が持つ酵素の力を利用するために、麹を白米や玄米その他の穀物に植え付けて、麹をその表面上で育てます。麹はくっついている穀物のタンパク質などを酵素を使って分解し、繁殖するために必要な栄養素やエネルギーを作ります。
発酵食品が身体に良いと言われる理由は、麹の酵素によって生成された分解物(栄養素)を食べるので、私たちは自分の酵素を使って消化をする負担がなく、素早く栄養を吸収できるため、体内で必要な時すぐに利用できるからです。

麹入りの青汁を飲むメリット・デメリット

麹が発酵により私たちにとって栄養価値の高いものだとわかったとしても、麹が入った青汁をあえて選んで飲むメリットがあるでしょうか。またはデメリットがあるとしたら、どのようなことなのかについて考えてみます。

麹入りの青汁を飲むメリット

まず、麹を飲むメリットは二つあります。

一つ目は繰り返しになりますが、麹が持つ酵素の働きを利用することです。炭水化物・タンパク質・脂質などを分解し得られた栄養素(アミノ酸、脂肪酸、単糖類など)を取り込むことで、体内に必要な栄養素を素早く吸収し、利用することができます。
二つ目は、麹はビタミンBの一つビオチンを生成する*3ので、麹入りの青汁を飲むことでビタミンBが補給できることです。

では麹入りの青汁を飲むことについてはどうでしょうか。
青汁にはビタミン・ミネラル・食物繊維が多く含まれています。体内で代謝が行われる際には、複数のビタミンやミネラルが関わっているので、栄養面で優れた麹と一緒に摂ることにより、代謝のサポート力がアップします。

麹入りの青汁を飲むデメリット

青汁の種類は多いですが、麹入りの青汁となると種類はそれほど多くありませんので、味などの好みが合わない時には、選択肢が少ないというのがデメリットです。
どうしても好みの麹入り青汁が見つからない時には、麹を別で摂るとよいでしょう。日本は麹を使った食べ物が簡単に見つけられるので、味へのこだわりが強い方にはおすすめです。例えば甘酒に青汁を溶かすのも良いですね。甘酒が嫌いでも、味噌や醤油など麹を使った食品は意識せず食べていることが多いです。

麹入り青汁7選

自分に合いそうな麹入り青汁を選ぶ際に見るべきポイントは、継続して購入できる価格帯であること、継続して飲めそうな味であることです。味については商品説明の風味についての記述を参考にしたり、原材料名をチェックしてみましょう。苦い青汁が飲めない人は、甘み成分などが入っているかも見ると良いでしょう。甘みに関しては、商品に入っている糖分に頼らず自分で蜂蜜などを加えて調整することもできます。

それでは実際に、麹入りの青汁をいくつか紹介したいと思います。

玄米麹入りほんのり甘い青汁

大麦若葉をベースにした青汁で、玄米麹入りです。原材料が厳選されていて、シンプルな青汁です。

商品名玄米麹入りほんのり甘い青汁
メーカーイムレー・バイオテック株式会社
内容量75g(2.5g×30包)
価格2,375円(税込)
原材料名大麦若葉、デキストリン、ガラクトオリゴ糖、玄米麹、明日葉、ケール、ステビア(甘味料)

こうじ酵素+乳酸菌のまるごと青汁

大麦若葉の青汁で、玄米麹と乳酸菌が入っています。原材料の一つであるキャンドルブッシュはマメ科の植物で、ポリフェノールと食物繊維を多く含みます。

商品名こうじ酵素+乳酸菌のまるごと青汁
メーカー株式会社安心通販
内容量90g(内容量3g×30包)
価格1,960円(税込)
原材料名大麦若葉末、還元麦芽糖水飴、乳糖、抹茶末、キャンドルブッシュ末、乳酸菌末、クマザサ末、桑葉末、玄米麹末、澱粉、ガラクトオリゴ糖

おいしい利尻こんぶ青汁

大麦若葉をベースにした青汁で、穀物麹入りです。昆布などの海藻類からとれるフコイダンも入った他にはないユニークな青汁です。ヒアルロン酸、コラーゲン、イソフラボン(大豆胚芽抽出物)など女性に人気のある原材料も使われています。

商品名おいしい利尻こんぶ青汁
メーカー株式会社ピュール
内容量90g(3g × 30袋)
価格4,104円(税込)
原材料名大麦若葉末(国内製造)、難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)、緑茶末、ハチミツ末、抹茶、コラーゲンペプチド(ゼラチンを含む)、スピルリナ末、利尻昆布末、穀物(大麦、あわ、ひえ、きび、たかきび、紫黒米、米)麹、酵母(亜鉛、銅含有)、桑葉末、ケール末、ボタンボウフウ(長命草)末、大豆胚芽抽出物、モズク抽出物(フコイダン含有)/トレハロース、サンゴCa、炭酸Mg、V.C、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、ナイアシン、V.E、パントテン酸Ca、増粘剤(キサンタンガム)、ピロリン酸鉄、V.B1、V.B2、V.B6、ヒアルロン酸、葉酸

与那国青汁

ボタンボウフウ葉(長命草)、大麦若葉、明日葉を使った青汁です。多穀麹・乳酸菌も配合された栄養機能性食品(ビタミンB6)。

商品名与那国青汁
メーカー株式会社 セレクトビューティー
内容量75g(2.5g × 30袋)
価格3,888円(税込)
原材料名ボタンボウフウ葉(長命草)、大麦若葉、明日葉、デキストリン、乳糖、コーンスターチ、抹茶、イソマルトオリゴ糖、多穀麹、乳酸菌、ビタミンB6

国産青汁酵素サラダEX

伊豆産大麦若葉を使った青汁です。熱に弱い栄養素を壊さない製法で、生感覚の青汁サラダともいえるこだわりがうかがえます。穀物麹と乳酸菌入りです。

商品名国産青汁酵素サラダEX
メーカー株式会社さくら医薬品
内容量180g (3g×60包)
価格4,980円 (税込)
原材料名大麦若葉エキス末【大麦若葉(エキス、粉末)、水溶性食物繊維】(国産)穀物麹(大麦、米ぬか)有胞子性乳酸菌末(一部に乳製品を含む)

healthy life あおじる for DIET

有機大麦若葉、国産のケール・明日葉・桑の葉を使った青汁です。麹は穀物麹が入っています。その他にも一般の食品よりも栄養価が高いスーパーフードと呼ばれるスピルナやモリンガや、ポリフェノール(クロロゲン酸)など、女性に人気のある原材料も使われています。

商品名healthy life あおじる for DIET
メーカー株式会社エスティーエスES
内容量90g(3.0g×30包)
価格2,051円 (税込)
原材料名大麦若葉末、水溶性食物繊維、ぶどう糖、オリゴ糖、スピルリナ末、抹茶末、ケール末、明日葉末、桑の葉末、乳酸菌(死菌)、シナモン末、モリンガ末、モロヘイヤ末、穀物麹(大麦、あわ、ひえ、きび、タカキビ、紫黒米、米粉)、コーヒー豆エキス(クロロゲン酸含有)、ラクトフェリン/酸化マグネシウム

恵みの麹青汁

伊豆産の大麦若葉をベースにした青汁で、国産の白米を使用した米麹と穀物麹入り。乳酸菌も入っています。

商品名恵みの麹青汁
メーカー株式会社メディアワークス・ブルーム
内容量90g(3g×30包)
価格3,980円(税込)
原材料名大麦若葉粉末(静岡県)、難消化デキストリン、粉末還元麦芽糖水飴、糀・酵母混合末(穀物麹米麹、昆布、寒天、麦、玄米、あわ、きび、他)、砂糖、緑茶粉末、ケール粉末、明日葉粉末、さとうきび食物繊維、焙煎大麦粉末、乳酸菌(殺菌)、セラミド含有米抽出物/ビタミンB(一部に乳製品を含む)

麹入り青汁おすすめ7商品比較

紹介した7つの麹入り青汁商品を、一覧表にしました。この表では1日あたりに換算した価格、青汁の主原料、麹の種類、その他含まれる原材料で特徴的なものをピックアップしています。お好みの麹入り青汁選びの参考にしてください。

青汁の主原料は、パッケージに味・風味の説明がない時に、どんな味であるかを推測する材料になります。
原材料名は含まれる量の多い順に書かれているので、一番初めに書かれている原材料が青汁の味のベースになっていると考えられます。大麦若葉は甘みがあり、ケールや長命草は苦味が強いといわれていることも参考にできそうです。

商品名玄米麹入りほんのり甘い青汁恵みの麹青汁こうじ酵素+乳酸菌のまるごと青汁おいしい利尻こんぶ青汁与那国青汁国産青汁酵素サラダEXhealthy life あおじる for DIET
メーカーイムレー・バイオテックメディアワークス・ブルーム安心通販ピュールセレクトビューティーさくら医薬品エスティーエスES
内容量30包75g30包90g30包90g30包90g30袋75g30包180g30包90g
価格(税込)2,375円3,980円1,960円4,104円3,888円4,980円2,051円 
1日あたりの価格1日1 包79.2円1日2包265.3円1日2包130円1日2包273.6円1日1 袋129.6円1日2包332円1日2包136.7円
青汁主原材料大麦若葉大麦若葉大麦若葉大麦若葉長命草大麦若葉大麦若葉
玄米麹穀物麹・米麹玄米麹穀物麹・米麹多穀麹穀物麹穀物麹
特徴シンプル乳酸菌キャンドルブッシュスピルリナ利尻昆布(フコイダン)乳酸菌長命草栄養機能性食品乳酸菌乳酸菌スピルナモリンガ

毎日の生活に麹を

日本人の平均寿命が長いのは健康的な日本食ともいわれますが、その日本食を支えている柱の一つが麹と言ってもよいかもしれません。麹のパワーを知ると、当たり前にある味噌やしょうゆの見方が変わると思います。そういう小さな変化は、健康を意識する上でとても大事です。

麹入り青汁の種類はたくさんある青汁商品全体のほんの一部です。好みの麹入り青汁が見つからないかもしれません。
そんな時は、簡単に手に入る麹を使った発酵食品を青汁にアレンジして飲んでもよいし、別で摂取するようにしてもよいと思います。

青汁は緑色野菜が凝縮された栄養価の高い食品なので、野菜不足の解消に役立つ反面、摂取の上限が定められている栄養素に関しては注意することが必要です。通常の食事からでは過剰摂取になることはなくても、青汁の他にサプリメントなどを併用している場合には、特に注意してください。
また、通院中・服薬中の方は青汁を飲み始める前に、必ず医師に相談してから始めてください。

以上のことに気をつけて、より健康的な生活にするためのベストな青汁選びをしましょう。

<参考文献>
*1:国際的に認知される日本の国菌 化学と生物 53(4): 261-264 (2015) 公益社団法人 日本農芸化学会
*2:麹菌ゲノム解析と食品利用への期待 食糧-その科学と技術- No.45 農研機構
*3:Peroxisomes are involved in biotin biosynthesis in Aspergillus and Arabidopsis
「The Journal of Biological Chemistry」(米国生化学会誌) Vol. 286 (35): 30455-30461 ASBMB(アメリカ生化学・分子生物学会)

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