桑の葉ってカラダにいいの?桑の葉の特徴と副作用とは

さまざまな種類の青汁が増え、正直どの商品を購入すれば良いかわからない方も多いのでないでしょうか?
青汁に使われる優秀スーパーフードはケールや大麦若葉だけではありません。

今回はあまり知られていない「桑の葉」の魅力について、まとめてみました。
ケールや大麦若葉の青汁に慣れている方にとって他の原料の青汁はなかなかハードルが高いもの。

事前に桑の葉について、予習しておけば「買って後悔」なんてことはありません。

気になる味についても詳しく解説しているので、是非チェックしてみてください。

桑の葉ってどんなもの?

まず桑の葉がどんな植物なのか、歴史や種類についてご紹介します。
意外と身近にある植物で、子供時代に身の回りにあった方も多いのではないでしょうか。

桑の歴史

「くわばら、くわばら」ということわざは桑の畑が由来であることをご存知でしょうか?

桑の葉は蚕が唯一食べるエサとなるため、絹の生糸を作る産業「養蚕業」にも古くから重宝されていました。

この絹の生産方法は原産地である中国から伝わり、日本では弥生時代から生産が行われていたそうです。

桑には人体にもさまざまな効能があるといわれ、中国最古の医学書『神農本草経』にも紹介されています。
日本では、縄文後期から古墳前期までの歴史を伝えた「秀真伝(ホマツタエ)」での紹介が最古といわれています。
最近では青汁やサプリメント、桑の葉茶などが発売され、様々な形状で桑の葉の栄養素を摂取することができます。

桑は実まで美味しい

桑は葉だけでなく、実も「マルベリー」といわれ甘くて美味しいので人気があります。
ラズベリーと同じような形で成りはじめは白く、熟れていくほど赤黒くなり甘味を増します。
生で食べるだけでなく、ジャムなどに加工しても美味しく食べることができますよ。

桑の種類

桑はイラクサ目クワ科クワ属に分類されますが、その中でもいくつか種類があり産地によって種類も異なります。

日本に古くから自生していた桑

ヤマグワ・ ハチジョウグワ・オガサワラグワ・セキザイソウ・ヤマベグワ・ミズホグワ・アマクサグワ

中国・朝鮮半島などから渡来した桑

カラヤマグワ・ロソウ・チョウセングワ・オニグワ・シマグワ・カントングワ

現在、国内で生産されているものは、大きく分けてヤマグワ型、カラヤマグワ型、ロソウ型の3種類に分類されます。

桑の葉の豊富な栄養成分と特徴とは

桑の葉は青汁の主原料としてはメジャーではありませんが、その豊富な栄養素はケールや大麦若葉に劣りません。桑の葉は青汁の主原料としてはメジャーではありませんが、その豊富な栄養素はケールや大麦若葉に引けをとりません。

ケール・大麦若葉と各栄養素を比較してみた結果、以下のようになりました。

ケールと桑の葉の栄養比較表(100gの粉末を比較)

ケール大麦若葉桑の葉
食物繊維39.9g44.6g48.9g
カルシウム2100mg400mg2510mg
鉄分11.8mg23.3mg12.1mg
亜鉛5.9mg2mg2.36mg
マグネシウム210mg88.8mg226mg
ビタミンB10.31mg0.33mg0.59mg
ビタミンB60.75mg0.33mg2.03mg
ビタミンE9.4mg6.8mg33.1mg
カリウム2390mg2730mg3060mg
β‐カロテン9920μg7300μg12,100μg

文部科学省:食品データベース参照

この表からわかるように、食物繊維マグネシウム、ビタミンE、βカロテン、カリウムは桑の葉の方が豊富に含まれていることがわかります。

気になる味は?

ケールや大麦若葉の青汁に慣れている方にとって気になるのは、その味わい。
桑の葉末100%の青汁は、どちらかというと大麦若葉の青汁に近い味といえるでしょう。

えぐみや青臭さが少なく、お茶や抹茶風味が好きな方なら難なく飲めます。
また桑の葉茶の場合も、同じように少し濃い抹茶のような味わいです。

商品によっては、後味に苦味を感じますが、ケールの青汁に比べると非常に飲みやすいです。
後味が気になる方は、少し高い桑の葉粉末を選ぶと甘味を感じることができますよ。

桑の葉のおすすめな人と期待できる効果・効能

実際に桑の葉を摂取するとどのような効果が期待できるのでしょうか?
桑の葉の摂取に適した人と合わせてご紹介します。

桑の葉が適した人

  • 妊婦
  • 子供
  • 健康数値が気になる方
  • 糖分が気になる方
  • 青汁特有の青臭さが苦手な方
  • 油っこい食事が多い方
  • 毎日のスッキリを実感したい方

桑の葉でできた茶葉にはカフェインが含まれないため、妊婦や子供でも安心して摂取ができます。
(緑茶や抹茶など他の原料がミックスされている場合は、成分表を確認しましょう。)

また、小腸内で糖質の吸収を抑制してくれるDNJ(1-デオキシノジリマイシン)や食物繊維などが豊富に含まれるため、健康数値が気になる方や毎日のスッキリを実感したい方にも適しています。

妊娠中の急激な体重増加は、妊娠糖尿病につながる可能性も否めません。
健康数値にもうれしい効果が期待できる桑の葉を取り入れ、このようなリスクの可能性を極力減らしましょう。

若々しい毎日をサポート

桑の葉にはポリフェノールの1種で、抗酸化作用が期待できる「Q3MG(ケルセチンマロニルグルコシド)」が含まれています。

この成分には抗酸化作用だけではなく、動脈硬化の要因ともなる悪玉コレステロール(酸化LDL)が作られるのを抑えてくれる働きがあります。


マウスを使った実験によると、桑葉がまざったエサを食べたマウスは動脈硬化発症リスクが通常よりも低いことが報告されています。

参考文献
第59回日本農村医学会学術総会 Q3MG(ケルセチン-3-マロニルグルコシド)の肝臓におけるインスリン抵抗性改善と中性脂肪蓄積抑制効果

昆虫バイオテックVol.80 クワの健康機能性研究の最前線

健康数値への働き

桑の葉にはDNJ(1−デオキシノジリマイシン)という独自の成分が含まれています。
このDNJは食後の血糖値上昇を抑える働きがあり、肥満の原因となるインスリン分泌を抑制してくれます。

また、前項でもご紹介したQ3MG(ケルセチン-3-マロニルグルコシド)は肝臓への中性脂肪の蓄積を予防してくれる効果も認められています。

実際にマウスによる実験では桑の葉がⅠ型糖尿病や肝臓への脂質の蓄積の抑制に対して有効であることがわかっています。

またヒトへの投与試験においても血糖上昇の抑制やコレステロール、血中の脂質を抑えることが確証されています。

毎日のスッキリをサポート

桑の葉は食物繊維を豊富に含んでいるため、毎日のスッキリもサポートしてくれます。

DNJ(1−デオキシノジリマイシン)も含まれているため、ダブルの力でシェイプアップ効果を実感しやすくなります。

桑の葉のおすすめ青汁

太田胃散 桑の葉青汁

国産桑の葉使用。有用性タンパク質MBP配合

国産100%の厳選された桑の葉を使用した青汁です。
青汁ではじめてのカルシウムに関与する有用性タンパク質MBPを配合し、丈夫な健康づくりをサポート。
愛知県西尾市で生産された高級ブランド抹茶がミックスされ、絶妙な旨味がひきだされています。
抹茶には茶カテキンやビタミンC、テアニンなどが含まれているため、美容や殺菌効果も期待できます。

ファイテン 桑葉青汁 発芽玄米プラス

発芽玄米配合で香ばしく飲みやすい

桑の葉に負けず劣らず栄養価が高い、発芽玄米がプラス配合された青汁です。
発芽玄米に豊富に含まれるビタミン・ミネラル・アミノ酸が桑の葉の栄養価を底上げし、効率良く栄養素が補えます。

桑の葉には日本茶製法を採用し、収穫~搬入までわずか2時間を実現。栄養も美味しさも丸ごと閉じ込めています。
ファイテンの製品には、この他に桑葉アーモンドクッキーや難消化性デキストリンプラスタイプの青汁もあります。

山本漢方 桑の葉 粉末100%

糖質が気になる方に。桑の葉粉末のみ100%使用

青汁で有名な山本漢方製薬株式会社の桑の葉青汁は、無駄なものを一切含まず桑の葉粉末のみで製造。

桑の葉のみでも、クセがなく豊かな味わいです。

リーズナブルで続けやすく、糖質が含まれていないので本格的なシェイプアップ効果を求める方にもおすすめです。

オルガイア 桑の葉 青汁粉末

最高グレードの桑茶を微粉末加工。有機JAS規格認定商品

鹿児島県大隅半島の契約農家より、有機JAS規格で栽培された桑の葉を使用した青汁です。
独自の低温製法で栄養を逃すことなく、桑をそのまま青汁に加工。

化学肥料・農薬不使用で品種混合などの安価な原料は使用していないため、毎日安心して飲めます。
桑の葉本来の濃厚な美味しさを求める方におすすめです。

減肥 くわ青汁

独自製法「スチームブランチング」で栄養素をそのままに。乳酸菌配合

桑の葉に老舗「丸宗」製の京都府産宇治抹茶とラブレ乳酸菌を配合した青汁です。
落ち葉・枯れ葉などの腐葉土の自然肥料で大切に栽培された桑の葉を使用し、特許製法である「スチームブランチング」で栄養価を逃すことなく加工されています。

美容や健康にさまざまな効果が期待されるクロロフィル色素が多く残っているため、青々とした色合いが特徴の商品となっています。

nichie 国産 有機 青汁 ミックス

桑の葉・ケール・大麦若葉・モリンガMIXの青汁。無添加で安心

桑の葉だけでなく、さまざまなスーパーフードの栄養素を効率よく補いたい方におすすめの青汁です。
鹿児島県産の有機桑の葉末、大分県産の有機大麦若葉末と有機ケール末、沖縄県産の有機モリンガ末に静岡県産の有機抹茶がミックスされ、飲みやすい味わいに仕上がっています。

添加物や甘味料を使用していないので、食べ過ぎや糖質が気になる方にもオススメですよ。

宗屋株式会社 シマ桑青汁

自然豊かな沖永良部島知名町産の桑使用。化学肥料・農薬不使用

桑の葉の中でも、DNJ(1−デオキシノジリマイシン)の含有量が高いシマ桑が主原料の青汁です。

化学肥料・農薬不使用のもと沖縄県沖永良部島知名町産で栽培され、収穫後は新鮮なうちに粉砕加工。

微粒子粉末なので溶けやすく、口当たりの良い飲みやすさに仕上がっています。

環状オリゴ糖配合でほんのり甘く、お子さんでも美味しく飲めます。

桑の葉美人

プラセンタエキス・大豆イソフラボンMIXでキレイをサポート

プラセンタエキス・大豆イソフラボンが配合された女性にうれしい青汁です。
糖をブロックしながらプラセンタエキスと大豆イソフラボンが艶やかな毎日をサポートします。
桑の葉はすべて無農薬で育てられた国内産を使用。特許製法である「スチームブランチング」で豊かな栄養素を丸ごと閉じ込めています。

桑の葉の副作用や注意すべき点とは

現在までに、桑の葉による副作用は報告されていません。

注意する点は、桑の葉に豊富に含まれる食物繊維が腸内環境を整えようとするため、お腹がゆるくなったり、張っているように感じることがあるということです。

ただし、これは桑の葉に限らずケールや大麦若葉にもあり得ることです。
桑の葉が含まれる青汁やお茶を摂取する際は、1日の推奨量を守るようにしましょう。

桑の葉のよくある質問

Q.桑の葉は効果がないといった口コミをたまに見かけますが、効果を実感しやすい摂取方法などはありますか?

基本的に桑の葉は医薬品ではないのでいつ飲んでも問題ありませんが、糖の吸収を抑えたい場合、食前に飲んだ方が理にかなっているといえるでしょう。
また、桑の葉の作用について報告されているデータは、1ヶ月以上継続して毎日摂取したものです。
体の細胞や組織が新しく生まれ変わるターンオーバーの期間を考えると、最低でも3ヶ月以上継続して飲む方が効果を実感しやすくなります。

Q.薬と併用しても問題ありませんか?

桑の葉末にはビタミンKが含まれるため、ワーファリンなどの抗凝固剤を内服されている方は事前にかかりつけ医に相談しましょう。

まとめ

今回は桑の葉の魅力について、ご紹介しました。
青汁は、原料や製法によって期待できる効果が異なります。

そのため自分に合った原料や成分を知っておくと味方となり、使い分けることで様々な効果が期待できます。

桑の葉独自の成分DNJは、毎日健康的に過ごしたい方にとって非常に魅力的といえるでしょう。ノンカフェインであることも見逃せませんね。

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