青汁を犬に与えても大丈夫?健康で長生きさせたい!
大事な家族の一員のワンちゃんに青汁をあげても問題はないのか飼い主として気になるところです。
青汁はスーパーや健康食品のコーナーにも置かれていて、栄養豊富だと今では若い子からお年寄りまで人気商品になっています。
人間にとっては栄養価地があったとしても犬にあげても大丈夫なのでしょうか?
そこで、今回は犬に青汁を与えても問題がないのか、もし与えるならどれくらいの量がいいのかなどご紹介します。
青汁を犬に与えてもOK?それともNG?
青汁の原料の大麦若葉は、食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
大麦若葉を犬に与えても大丈夫です。
ただ、青汁を1袋全部、犬には与えないでください。
食物繊維が豊富に含まれているからです。
大量に与えてしまうと下痢や嘔吐をする場合があるので注意が必要です。
犬に与える時には、粉末状態のままで0.5~1gをドックフードに振りかけて与えてください。
また、青汁の商品には添加物が入っているものもあります。
その食品添加物によって、犬のアレルギーが起きる場合があるので注意してください。
青汁にはさまざまな野菜が含まれているので、その中にネギ系の野菜が含まれている大麦若葉以外の配合物には特に気を付けてパッケージに記載されている成分表示をしっかり確認してネギ系が含まれていないか、添加物が含まれていないか再度確認してください。
ケールはどうなの?犬との相性は?
ケールも基本的に少量であれば問題はありません。
ケールには、大麦若葉と同様に食物繊維、ビタミン、ミネラルが含まれています。
ケールは「野菜の王様」と呼ばれているほど、栄養が豊富です。
大麦若葉と同様に大量に与えないでください。
ケールを大量に摂取したらどうなるの?
キャベツやケールなどのアブラナ科の野菜をたくさん食べると甲状腺機能が低下しやすくなる可能性があります。
甲状腺を正常に保つためのヨウ素の吸収を妨げて、甲状腺に負担がかかってしまいます。
そのため、アブラナ科の野菜は頻繁に与えないようにしてください。
一番は元から甲状腺に何かしらの問題を抱えている犬に対しては「ケールなどの青汁を含めてアブラナ科は良くない」と覚えておいてください。
犬の食品アレルギーに気を付けて!
犬にも食品アレルギーはあります。
大麦若葉・ケール自体に問題がなくても、アレルギーを持った犬がいる場合、アレルギー症状が現れます。
基本的には、炭水化物・タンパク質の摂りすぎが問題になってアレルギーとして起きるケースが多いとされています。
犬の食品アレルギーが出やすいとされる食べ物
- 牛肉
- 鶏肉
- 羊肉
- 乳製品
- 穀物(小麦・大豆・トウモロコシ)
- 卵
- 食品添加物
犬が食品アレルギーになったらどんな症状が出るの?
主な症状は、
- 皮膚炎・かゆみ
- 腸炎
皮膚炎は、散歩などでノミやダニの被害で皮膚炎になる場合が多く、最初に食品アレルギーが原因だと気が付きにくい場合があります。
食品アレルギーだけではなく、他の原因も合わさっている犬も多いのが現状です。
約3割の犬が食品アレルギーとの合併症になっています。
他の原因を見つけることは難しくなっています。
腸炎の場合は、しばらく続く嘔吐・軟便・下痢が起こります。
食品アレルギーになりやすい犬種は?
- ボクサー
- アメリカン・コッカー・スパニエル
- スプリンガー・スパニエル
- コリー
- ダルメシアン
- ジャーマン・シェパード
- ミニチュア・シュナウザー
- ダックスフンド
- ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
- パグ
おおよそ1歳未満で発症する場合が多いです。
食品アレルギーの治療や予防は?
一番は食事による予防方法です。
市販のドックフードではなく、栄養を考えた手作りの食事がおすすめです。
添加物でのアレルギーを防ぐためです。
治療方法は、どの食品がアレルギーを持っているかを判断するために、アレルギー症状が出にくい食事に切り替えて様子を見ます。
約1~2ヶ月でわかるので、その後、元の食事に戻します。
その際に再発した場合は、食品アレルギーと判断されます。
様々な薬の投与などもありますが、犬の健康にとっては、食事療法が大切です。
犬のダイエットに青汁を与えてもいい?
結果からすると、犬のダイエットのために青汁を与えて痩せさせる方法は避けるべきです。
人間も犬などの動物も摂取カロリーと消費カロリーのバランスが大切になってきます。
散歩嫌いで食べることが大好きな場合だと、なかなか痩せにくいので、青汁でダイエットさせたい気持ちは大変よく分かります。
青汁には、豊富な食物繊維・ビタミン・ミネラルが含まれているので、ドッグフードに少量混ぜることで食物繊維によって満腹感を味わえて食欲を抑える方法としては有効です。
ただし、大量に与えるのはダメです。
ふりかけ程度にしましょう。
犬のダイエットには?
ペットの肥満は人間と同じく、さまざまな病気を併発します。
お医者様から痩せるように言われてしまったら、飼い主としては、痩せさせたいはずです。
ダイエットとして、一番大事なことは運動と栄養バランスです。
散歩が嫌いなら、おもちゃで気をひかせて遊びで身体を動かしてもらうようにしましょう。
まずは数分からでもいいので、身体を動かす習慣をつけて消費カロリーを増やします。
そして、栄養バランスについては、カロリーが多い甘いおやつはやめて、手作りの食事に切り替えたり、普段のドッグフードに野菜を混ぜて与えて野菜が持つ水分と食物繊維で、空腹感を抑える方法があります。
ただし、注意点があり野菜を多く与えると水分と食物繊維で下痢や消化不良を引き起こす場合があるので、野菜の量はドッグフードに対して少な目に与えましょう。
よくあるのが、飼い主さんが食べている食事が気になり、かわいい顔して近づいてきてどうしても人間が食べているものを犬に与えてしまうケースがあるかと思います。
飼い主だからこそ、分け与えてしまう気持ちは大変よく分かりますよ。
ただ、人間が食べているものは、犬にとって脂質・糖質ともに多く太りやすい原因の1つでもあるので、かわいい顔して近寄ってきても与えるのはガマンしてください。
これも全て愛する我が犬のためです。
健康で長生きしてもらうためにも、頑張って痩せさせましょう。
犬に野菜を与えてもいいの?与えたら危険な野菜は?
犬にとって、野菜は絶対必要というわけではありません。
青汁も犬にとって、不必要な成分も実際は存在します。
ただ、野菜を食事として与えることで、飽きにくくさせたり、バリエーションを多くすることで犬に食事の楽しさを味わってもらいたいので野菜を与えるのは決して悪いことではありません。
犬はほとんどの野菜を食べることができますが、一部は犬にとって危険な野菜があるので、危険な野菜をご紹介します。
犬にこの野菜は危険!
- 玉ねぎ
- ネギ
- ニラ
上記3種類はネギ中毒といって、食べると赤血球が異変を引き起こして、貧血症状になる可能性があります。
最悪のケースは犬が亡くなってしまう恐れもあるので、絶対にネギ系は与えないようにしましょう。
ダイエットしつつ長生きさせたいなら犬の習性を追及したドッグフード
犬は元々肉食で、野生では仕留めた動物の生肉を食べていました。
犬にとって一番良いご飯は、犬の性質に合ったご飯を与えることです。
そこで、おすすめなのが「バーフダイエット」をご紹介します。
バーフダイエットとは?
犬の祖先はオオカミの血を引いていることから肉食の動物です。
バーフダイエットを販売している「ペットティース」は、獣医と共にドッグフードが作られています。
「犬を飼う上で本当に良い食事とは何か?」を追及してバーフダイエットが誕生しました。
犬の健康・病気の最大の要因は食事(栄養)にあると考えられていて、BARF(バーフ)は
「生物学的に適切な生食」(Biologically Appropriate Raw Food)の頭文字です。
野生では生肉を食べていることから犬の消化器官は生肉が適していることからバーフダイエットは
肉食を推奨しています。
生であることから熱にも弱いビタミン類・消化酵素がたくさん含まれていて犬の健康にも重視している点が特徴です。
また、アレルギーが起きることを考えて、タンパク質(肉・骨・内臓)を合わせて作られており、食べることで理想の栄養バランスが摂れるようになっています。
バーフダイエットの特徴・6種類に分かれたお肉
バーフダイエットは、ビーフ・ポーク・チキン・カンガルー・ラムの6種類のお肉をそれぞれ1袋にまとめています。
6種類の生肉をかわるがわる与えることでバランスの整った食事をすることが可能です。
最高基準のお肉を採用し、野菜や果物も含まれたバーフダイエット
生肉と聞くと安全面が不安になるかと思います。
バーフダイエットの生肉はBSEの問題がないオーストラリア産です。
オーストラリア農林水産省免疫部署が検査を行い、最高基準の「人間が食べるグレード(Human Grede)」と認定されたものだけを使用しています。
バーフダイエットは生肉だけでなく、野菜・果物も含まれていて、栄養バランスも重視されたドッグフードです。
バーフダイエットの保存方法
バーフダイエットが届いたら、生肉のため、冷凍庫(-18℃以下)にて保存して賞味期限以内に与えてください。
バーフダイエットの解凍方法
解凍するときは与える分(1食分ずつ個包装されている)だけを冷蔵庫で解凍してください。
もし、余ってしまったら、密閉容器に入れてチルド室で2日ほど保存可能です。
ただし、なるべく早く与えてください。
バーフダイエットの与え方
今まで何を与えてきたのか、状況により与え方が異なります。
◆ドライフードのみを与えている場合
ドライフードを徐々に減らしていき、減らした分をバーフダイエットを加えて与えます。
缶で出来たフードも同じ方法で与えてください。
◆生食を一度も食べたことがない犬に対して完全生食バーフダイエットに切り替える場合
一度に全部、バーフダイエットに切り替えると消化器官が慣れていないため、軟便・下痢を起こす可能性があります。
そのため、最初は数gずつ与えていき、2~3週間ほど時間をかけて、与える量を増やしていく方法で与えてください。
◆現在、生肉をメインとした手作り食を与えている場合
生肉を与える代わりにバーフダイエットを与えてり、生肉にバーフダイエットを加えても可能です。
もし、生肉を与える場合は、骨付き生肉を加熱していない状態で与えてください。
やわらかい豚の骨・鶏の首・手羽・ラムの耳・牛の胸肉をおすすめします。
青汁を犬に与えてもOK!ただし、量には気を付けて
青汁を犬に与えても問題はないのですが、量には気をつけてください。
食物繊維が含まれているので量が多すぎると下痢や嘔吐などの症状が出る場合があります。
もし、与えるならドックフードに少量0.5~1g程度振りかける感じで与えて下さい。
青汁は基本的には人間の飲み物として作られています。
青汁の中には食品添加物を使用しているものがあります。
それを知らずに与えてしまうと皮膚炎や下痢などの症状がでる恐れがあります。
必ず、青汁の成分をしっかりと確認して成分に食品添加物が含まれていないか見てからあたえてください。
また、犬種にもよるのですが、食品アレルギーを持っていた場合、アレルギー症状が出る場合があります。
食品添加物はアレルギーを引き起こす可能性を秘めているので、気を付けてください。
犬のダイエットに青汁を使いたい飼い主さんもいらっしゃるかと思いますが、基本的には運動と栄養バランスに気を付けてあげてほしいです。
手作りの食事と野菜を与えて、低カロリーのご飯と運動は大切ですが、犬はネギ系を食べると最悪の場合、亡くなる可能性があります。
それだけ、犬にはネギ系は毒性が強く危険な野菜です。
決して与えないようにしてください。
ダイエットや健康を考える飼い主さんのために、「バーフダイエット」という犬用ご飯をおすすめしました。
生肉を使用し、野菜や果物も含まれていて栄養バランスや犬本来の身体に適したドッグフードになっています。
今回は、犬に青汁を与えても大丈夫なの?という記事でした。
ドッグフードだけでは栄養を補えない代わりに青汁を使って足りない栄養素を補給するのはおすすめです。