【カリスマ会社戦略】青汁王子はどんな会社を経営してきたの?

現在の青汁王子の「仕事」はバラエティに富んでいます。

経営者、会社のオーナー、株主・投資家…。

一般人から見ると、人間の限界を軽く超えた活躍ぶりは成功者そのもの。

そんな彼のビジネスの原点は「会社の経営者」。

彼はなんと18歳で会社を作り、経営者となります。

では、青汁王子はいったいどのような会社を今までに経営してきたのでしょうか?

そして、彼の会社に対する考え方とはどのようなものなのでしょうか?

今回の記事は”青汁王子と会社”に焦点を当てて、彼が経営に携わった会社について掘り下げていきます。

青汁王子(三崎優太)ってどんな人?  

名前三崎優太
読みみさきゆうた
ニックネーム青汁王子
誕生日1989年3月29日
出身地北海道札幌市
血液型A型
学歴高卒(クラーク記念国際高等学校)
職業(肩書)実業家、You Tuber、元アイドル

※青汁王子の詳しい経歴はこちらの記事

今までに青汁王子が運営してきた会社は?

青汁王子は「生涯起業家」を公に宣言しています。

起業することに使命を感じ、会社は「命」だと言い切っています。

そんな青汁王子が現在までに、自らが社長として経営した2つの会社を紹介します。

【青汁王子が過去に経営していた会社】株式会社メディアハーツ(現ファビウス株式会社)

企業名株式会社メディアハーツ(当時:現ファビウス株式会社)
本社所在地東京都渋谷区渋谷2-12-4 ネクストサイト渋谷ビル5F
設立年月日2007年11月22日
業種分類小売業
代表者名三﨑 優太
従業員数16名
WEBサイトhttp://m-hearts.co.jp/
事業内容『すっきりフルーツ青汁』を始めとしたFABIUSブランドの運営/Eコマース

青汁王子が記念すべき初めての会社を設立したのは2007年18歳のときでした。高校を卒業し半年程経った、11月22日のことでした。

その会社の名は「株式会社メディアハーツ」

引用:株式会社メディアハーツ(現:ファビウス株式会社)

名前の由来は当時遊んでいたゲームソフトである”キングダムハーツ”と、”メディアを手掛ける会社だから”という意味を込めて青汁王子本人が命名しました。

メディアハーツ創業当初の業務内容はアフィリエイトサイトを量産し、利益を追求するというものでした。

時代はスマホの普及率が大きく伸びており、かつネット販売黎明期。まさにこれから、という雰囲気が漂っていました。その空気感を、若い感性を持ち合わせていた青汁王子はしっかり感じとります。

創業当時の青汁王子はまだ18才。若くして社長になり、人間関係ではたくさんの苦労がありましたが、試行錯誤しながらも社員をまとめようと必死に努力していました。

努力が実り、株式会社メディアハーツの売上高は伸長し続けます。そしてついに、年商1億円の大台を越えるようになりました。

しかし、社員の1人が社内情報を他社に売却しようとしていることが判明。青汁王子はひどく傷つき、うつ病を発症してしまいます。溢れるほどのビジネスの才能を持ちながらも、精神的にはまだまだ未熟だった20歳の青汁王子は、2010年にいったん会社を休眠させることを決意します。ただ、「25才になったらもう一度ビジネスをする!」ということを、すでに心に決めていたようです。

会社経営から距離を置いた青汁王子はFXや株式投資を行い、お金を儲けるのと同時に金融・経営の知識を蓄積させていきます。

時は経ち、青汁王子25才。満を持して株式会社メディアハーツ復活です。

2014年に「通販王子」の異名を持つ加藤公一レオさんのセミナーを聞き、当時急速に普及しつつあったスマホを利用した通販を行うことを決意。徹底したリサーチの末、美容カテゴリーに進出することにしました。

そして、2014年9月。

のちに伝説を生みだす「すっきりフルーツ青汁」が試行錯誤の末、ついに誕生。

引用:ファビウス株式会社

このすっきりフルーツ青汁は「おいしくない青汁を甘くして飲みやすくすることで、若い女性にも受け入れてもらえるはず」というマーケティング視点と、アフィリエイトビジネスで培ってきたネット広告の知識を活用することで大ヒットしました。発売からたった3年で累計1億3000万個の販売実績を作り、会社の年商は130億円に到達しました。

この時期の会社経営で青汁王子が社長として実践していた以下2つの手法が実に面白いです。

①「社員のモチベーションの保ち方」

②「会社説明動画に社長自ら出演する」

まず①の社員のモチベーションの保ち方。

青汁王子曰く、

「社員に『売上高100億円目指すぞ!』と言っても社員からするとどうでもいいこと。それよりも『100億円いったら海外でこういう風にお祝いしよう!』と伝え、”ビジョン先行”を心がけて経営をしていました」

とのこと。

ワークライフバランスが騒がれるようになった現在(2022年)でこそ、「ビジョンを語りモチベーションを上げる」という手法は当たり前になっていますが、青汁王子が起業した2007年頃はまだまだトップダウンの「いいから黙ってやれ!」というパワハラまがいの指示をする上司・社長が多かった時期です。

若くても、いや若かったからこそ自然に生まれた方法だったのかもしれません。時代を大きく先行した手法をとっていたことが、大物になる予感を漂わせていました。すでに経営者としての感性と器は、突出していることがわかるエピソードです。

そして②の会社説明動画。

すっきりフルーツ青汁の売上が大きくなるにつれ、人員不足に陥った株式会社メディアハーツ。優秀な人員を確保したいのですが、まだまだ知名度も低く、募集希望がほぼゼロの状況がしばらく続きました。

普通の経営者であれば募集の露出を増やしたりするのでしょうが、青汁王子は違いました。なんと「会社説明動画に出演し、魅力を自らの口で伝える」という海外の経営者のような方法をチョイス。

そして、コレが大当たりします。

経営者としての魅力がほとばしる青汁王子と働けること、そして会社の将来性に期待して優秀な人材が続々と入社希望します。能力の高い社員を多く獲得できたことが会社のエンジンのパワーをさらに上げることとなり、前代未聞の売上実績へと繋がっていきます。

当時の青汁王子は言っています。

「有名企業には、どうしても知名度や露出度で負けてしまう。しかし『社長の個人力』であれば1対1の勝負に持ち込める。これからは社長で人を獲る時代だ」

自らの経営者としての考えや個人力を動画で伝えることで、魅力を最大限に伝えることができることを既に知っていたのです。

やっぱり、天才です。

【青汁王子が現在経営している会社】

企業名株式会社みさきホールディングス
本社所在地東京都港区北青山2−14−4
設立年月日2020年7月7日
代表者名三崎優太
WEBサイトhttps://misakiholdings.com/
事業内容通販支援、若手経営者のベンチャー支援

青汁王子が現在も代表を務める会社が、「株式会社みさきホールディングス」です。

引用:株式会社みさきホールディングス

この会社の事業内容は大まかに言えば以下の2つとなります。

①通販支援

通販事業に特化した商品開発(特に健康食品・化粧品・医薬品)のサポート。

②若手経営者のベンチャー支援

ビジネスコンテスト開催などのプロジェクトを通じて、日本の若者たちが未来に明るい希望を持って毎日を生きられるように応援する。

①の通販支援はわかりやすいのですが、②のベンチャー支援が抽象的で少しわかりづらいと思います。簡単に言ってしまえば「青汁王子の経営知識で若手の起業家をサポートする事業」ということになります。

みさきホールディングスの代表挨拶に「日本を代表するベンチャー企業の投資会社を目指して創業した」とありますので、おそらくはベンチャーキャピタル※のような仕事なのだと思います。

※ベンチャーキャピタルとは・・・ベンチャー企業やスタートアップ企業など、高い成長が予想される未上場企業に対して出資を行う投資会社のこと

事業内容に興味を持ち「青汁王子の理念に共感した!」「青汁王子と一緒に仕事がしたい!」と思った方もいらっしゃるでしょう。

引用:ファビウス株式会社

株式会社みさきホールディングスでは、一緒に働く仲間を募集しています!ただ、各募集職種を見ると「経験者限定」とあるので、少々ハードルは高いかもしれません…。

青汁王子(三崎優太)の経歴や年収は?

青汁王子が経営に携わった2つの会社を簡単に説明しました。

青汁王子が若くして経営者を目指した背景には何があったのでしょうか?

簡単に青汁王子の経歴を見てみましょう。

【生まれ~中学時代】

生まれは北海道の札幌市ですが、父親の仕事の関係で物心がついた頃から中学生までは道東の北見市で過ごす。ゲームが大好きな内向的な少年だったようですが、タバコを吸ったりするやんちゃな一面もあったようです。

【高校生時代】

本人の希望で札幌の高校に通いますが、自由奔放にしすぎて2つの高校を退学。クラーク国際記念高校が最終学歴となります。

この高校に在学中にパソコンを手に入れ、黎明期のアフィリエイトビジネスに参入することで月収400万円を稼ぐことに成功します。

【会社創業】

社会不適合者を自覚し、人に使われることに抵抗があった青汁王子は株式会社メディアハーツを創業し、社会人経験もないまま経営者になります。

当初はアフィリエイトサイトを量産し利益を上げるビジネスを行っていましたが、紆余曲折を経て2014年に美容通信販売に参入。2017年に「すっきりフルーツ青汁」の大ヒットが生まれ、一躍時代の寵児になります。

【1.8億円の法人税法違反(脱税)で逮捕】

2019年2月に約1億8000万円を脱税したとして、法人税法違反などの疑いで東京地検特捜部に逮捕。大きな挫折を味わいます。

【不死鳥のごとく復活】

保釈されますが、2019年9月に執行猶予つきの有罪が確定。

腐らず、時代の流れを読んだ自己アピールを愚直に行うことで、アンチすら栄養分として見事に復活。

簡単に青汁王子の経歴を載せましたが、子供のころから独立心が強く、経営者になるべくしてなったという印象があります。

青汁王子の年収はどれくらいなの?

青汁王子の年商は300億円、年収は20〜30億円以上あると言われています。

天文学的な金額ですが、その収入源はどこにあるのでしょうか?

いわゆる「月収」として毎月会社から入る金額は役員報酬の30万のみだと、月間SPA!での与沢翼さんとの対談(2022年1月時点)で本人が言っていました。まさかの年収360万円(!)です。

では、どのように青汁王子はあの生活を維持しているのか?

それは”キャピタルゲインによる収入”と”投資”によって、というのが答えです。

青汁王子がテレビにしょっちゅう取り上げられていた2018年頃に比べると、マスメディアへの露出度はかなり減ったことから

「青汁王子、もう終わったんでしょ?」

と思っていた方もいらっしゃるかもしれません。

その印象は、収入に関して言うのであれば完全に間違っています。

現在の青汁王子は株式会社みさきホールディングスの経営や10社以上の会社のオーナー、そして投資家として活躍しています。なんと、テレビに取り上げられていた逮捕前よりも現在の年収の方が3倍以上あるということです。

一度失敗したとしても、時代を見極めて懸命に努力すれば起死回生は可能だということを青汁王子は証明してくれました。

高校生から現在までの青汁王子の年商(時系列)

2006年(17歳)・・・アフィリエイト開始  月収400万円

2007年(18歳)・・・株式会社メディアハーツ設立  年商1億円

2014年(25歳)・・・美容通信販売事業開始  年商8億円

2017年(28歳)・・・「すっきりフルーツ青汁」が大ヒット  年商130億円

2019年(30歳)・・・法人税法違反で逮捕  年商???円

2020年(31歳)・・・YouTube開始  年商200億円(推定)

2021年(32歳)・・・投資家+YouTuber  年商300億円(推定)

2022年(33歳)・・・今年はどれぐらい稼ぐ??  年商???円

※青汁王子の年収を詳しく知りたい方はこちらの記事:青汁王子 経歴(年収ヘリンク)

会社経営はもう古い!?現在の青汁王子はどんなことをしているの?

青汁学院大学D2C学部の学長

引用:青汁学院大学D2C学部

青汁学院大学(通称青学!)というD2C×地方をテーマにしたオンラインビジネススクールを開校し、学長に就任しています。D2C(Direct to Consumer)とは「消費者直接取り引き」のビジネススタイルを意味します。

青汁王子が大きく飛躍するきっかけを作った「すっきりフルーツ青汁」は、まさにD2Cの手法です。アフィリエイトとの相性が良く、売上を爆発的に伸長させる可能性を秘めています。

この手法を青汁王子本人が徹底指導するという夢のような学校です。しかも、学生、社会人、年齢問わずどなたでも受験可能。学費は完全無料となっていました。

「なっていました」と過去形にしたのは、この学校の一期生の募集は2021年1月30日~2月25日まで行われ3月に開校したのですが、以降2期生の募集がいまだに発表されていない状況だからです。

1期生には3000人の募集があり大盛況だったようなので、是非継続した事業にしていただきたいですね。

炎上上等のカリスマインフルエンサー

2020年以降の青汁王子は「発信力」に異常なこだわりを見せています。

Twitterやインスタグラム、そして青汁王子の魅力がダイレクトに伝わるYouTube。

更新頻度も高く、青汁王子がざっくばらん、かつ赤裸々に語る内容や姿勢に対しフォロワーも増え続けています。

青汁王子がこれほどまでに「発信力」にこだわる理由はなんなのでしょうか。

それは、青汁王子は”これからのビジネスはスピードが勝負”だと考えているからです。「今だ!」というタイミングに、どれだけ早くキーマンに会うことができるのかで結果(収益)がまるっきり変わってしまうことを、身をもって知っているのです。

青汁王子は言っています。

「1000億円企業を作りたい。300億円まではいったことがある。しかし、1000億円はない。では、それをどの業態でやるのか?青汁ではない。D2Cでもない。成功者がすでにいる業態では儲けることはできない。必ず新しい変革の波がくる。儲かり始めた業態に参入する。みんながよーいドンの業態。そのときに抜きんでるためには何が必要なのか?その答えが『発信力』だ」

だからこそ、自分を知ってもらうために知名度を上げ続け、素早くキーパーソンに繋がることができる発信力を失わないためにもSNSでの活動を怠らないのです。

まとめ

青汁王子が経営してきた会社のことを簡単にまとめてきました。

繰り返しになりますが、青汁王子は「会社は命だ」と言っています。

たとえ現在の収入の大半が投資や株式によるものだとしても、彼にとっての会社はお金以上の価値があるのでしょう。

青汁王子の感性が鋭いことはもちろんですが、何よりも「徹底したリサーチと発信力こそが成功に直結する」という強いメッセージを、彼の会社経歴から読み取ることができます。

「これから会社を興したい!」と考えている方は、是非一度彼の動画やSNSを覗いて見ることをオススメします。

ポジティブな活力が心に漲り、さらにエネルギーが湧き出てきますよ!

関連カテゴリー

関連記事