青汁の原価は高いの?それとも安いの?青汁の原価について

青汁を購入するときは、スーパーや通販で購入するかと思います。
そこで、気になるのは価格が商品によって高いものがあれば安いものが販売されていますが、青汁の原価はどれくらいなのでしょうか?

また、価格の差はどうして開くのでしょうか?

どのようにして価格は決められているのか今回は調べてみました。
読んでみて青汁を購入する時に参考にしてみてください。

青汁の原価はどれくらい?

青汁の原価は販売価格の10~20%が商品原価になっています。
(広告費・販売のための費用は除く)
同じ青汁でも商品によっては価格の差が開くのには理由があります。
3つのポイントをご紹介します。

青汁の価格の差の大きな違い3つのポイント

1袋に入っている青汁の内容量

1袋あたり、3gから10gと様々
10gと量が増えると価格は必然的に高くなります。

1箱に入っている青汁1袋の本数

1箱にスティック状の青汁が何本入っているかで変わってきます。
例えば1箱30袋入りか1箱90袋入りかで3倍も差が広がります。

産地による差

国産と外国産では原価が最大2倍も開くことも。
基本的には国産の方が高くなりますが、原料にもよっては外国産の方が原価が高くなるケースもあります。輸入コストの問題です。
また、輸入原料の場合、国内で認められていない農薬が使用されている可能性もあるため、国産を好んで選ばれているように思います。

他には

製造量

栽培している敷地面積が広い場合は、大量収穫が望めます。
大量収穫ができると大量生産が可能になり、安く製造し販売価格を抑えることが可能です。

製造方法

青汁の製造はOME品という製造方法を取り入れているメーカーが大半です。
目的ごとの青汁を製造できる工場と委託契約を交わして製造するのが一般的な手法になっています。

青汁を委託して製造するため、原料を1社から注文ではなく複数のメーカーから依頼を受けて製造するため、仕入れる原価を安く抑えることができます。
ただ、普段取り扱いのない特殊な原料を取り入れようとすると、コストがかかってしまう傾向にあるため、その分青汁の原価は跳ね上がってしまいます。

オリジナリティの青汁を作ろうとすると原料の価格が高くなってしまうのが一般的です。

機能性表示食品の取得・有機JASの取得・トクホの取得

上記3つは青汁の製品として届け出たり、品質管理をしっかりするためにコストがかなりかかってしまうため、価格に上乗せされる形になります。

パッケージのデザインなどの広告宣伝費や人件費

青汁は多くの人に知ってもらうためにもかなりの広告宣伝費に費用をかけています。
青汁だけを大量に置くスペースを確保できないために、通販やテレビ・ラジオ広告・店舗などで試飲販売などから顧客に認められる必要があります。

そこから、口コミを知りSNSで広がっていき売れている商品もあるのです。
そのため、広告宣伝費や人件費には売り上げのためにかなりの費用をかけていると言われています。

販売までのルートを確保

青汁には、粉末タイプや錠剤タイプ、ドリンクタイプや冷凍タイプがあります。
粉末タイプや錠剤タイプではなく、生で絞ったものを瞬間的に冷凍したタイプやドリンクタイプは消費期限が短いため、より早くお届けしなければなりません。

青汁はそれぞれに消費期限が設けられているため、なるべく早く届けるために、出荷ルート、販売店、通販などではご自宅まで配達するための冷蔵車などの確保が必要になってきます。

【まとめ】

青汁は安くて1,000円から高くて5,000円するものまであり、価格帯に大きく差が広がっているジャンルの健康食品です。

もし、原価が気になるようであれば、1袋に入っている内容量・1箱に入っている本数・青汁の原材料の産地を見て比べてみてください。

商品原価の決め方はどうしているの?

基本的には、販売価格の25%以下に設定して作られています。

商品原価は

  • 原料の原価
  • 資材の原価
  • 製造の原価
  • サービスの原価

の以上4つに分けられます。

値段が安い青汁と高い青汁には違いはあるの?

原価についてわかったところで、値段が安い青汁と高い青汁とではどこに違いが生まれてくるのでしょうか?
そこにはある理由がありました。
その理由をご紹介します。

添加物が入っているか入っていないか

値段が高いものは添加物が一切入っていない青汁です。
安い青汁は食品添加物が多く含まれています。

例えば

  • 甘味料・ビタミン剤
  • 着色料・香料
  • 保存料・増粘剤

などです。

安い青汁は野菜があまり含まれておらず、代わりとして難消化性デキストリンやオリゴ糖などが含まれているケースが多く見られます。

低コストの青汁は野菜ミックスというパウダーにされたものを添加している

野菜のパウダー自体は悪いわけではありません。
ただし、粗悪品となるとどこで作られた野菜か不明な状態でパウダー化している可能性があるため、国産か外国産なのかは不明です。
野菜パウダーは低コストで製造できるため、産地が記載されていない場合は原料を安く抑えて仕入原価を安い野菜を選んでいる可能性があります。
青汁を選ぶ時にそのようなことが気になる場合は、青汁の野菜がどこで作られたのか(原産地名)を確認して購入することをおすすめします。
親切な青汁は産地(都道府県)まで記載されている場合があります。

ちなみに、国産と書かれている場合は、収穫時期や気候変動によって収穫量が少ない場合は仕入れ先を変更している場合があります。

安心して青汁を飲みたい!という場合は、原産地名が記載されている青汁を選ぶと安心して飲むことができるので、記載されているかをチェックしてみてください。

野菜だけで作られているか、それとも他のものが入っているか

青汁に含まれる野菜の種類が1種類など少ない場合は低価格です。
もちろん、逆に野菜が複数種類で多くなれば増える分だけ値段は高くなります。

もし、野菜が1種類で例えば大麦若葉のみ・ケールのみの場合は完全に添加物無添加やオーガニック製品の青汁を選ぶことをおすすめします。

理由として、オーガニック製品の原料は農薬や化学肥料を使うことなく作られていて安心できます。
また、見つける方法として、「有機JAS認証」のマークが記載されているものは、農林水産省が認めたものに付けることができる印になっているので購入する場合は、有機JAS認証マークを確認してみてください。

1種類でもその野菜の栄養素を補うことはできますが、複数種類の野菜が含まれていると、その分だけ栄養価は高くなりバランスよく摂ることができるメリットがあります。

【まとめ】

  • 値段が安いものは海外の野菜を使っていたり、輸入した野菜で作られていたり、添加物が入っていたり、野菜が1種類で野菜以外の添加物で作られている青汁です。
  • おすすめは国産・野菜の種類が豊富・栄養バランスがよく完全に無添加の青汁で、値段は高くなります。

青汁の値段は青汁の価値と同じ?

青汁嫌いの人にとっては、青汁が5,000円すると高く感じ、野菜不足解消や栄養を補うことを考えると5,000円は高く感じない人に分かれます。

毎日、自分の畑で青汁の原料を栽培して自分で青汁を作ることを考えると手間を感じませんか?
その点、販売されている青汁はお水に溶かして混ぜたり、そのままで飲んだり手軽に栄養を補えるなら、手間を省けるのは青汁の価値が高いはずです。

青汁を購入する時に納得するためのポイント

青汁の原価の意味を知ったところで、購入するときのポイントをご紹介します。

飲みやすい青汁を購入する

青汁の原料のケールは苦くてクセが強く飲みにくいとされています。
そのため、大麦若葉が主体となった青汁を選んで最初は購入してみるとよいでしょう。
苦みやクセが強いと飲み続けるのもつらいはずです。

青汁は各メーカーが飲みやすくフルーツ味やはちみつ入りの青汁が出回っています。
甘味がついているものを選ぶと味覚に敏感なお子様も喜んで飲んでもらえるので、なるべく
飲みやすく続けやすいものを選ぶことをおすすめします。

最初は、数が少ないものを選んでみたり、無料サンプルを頼んで試飲してみるのも良いでしょう。

甘味がついているものは、人工甘味料ではなくはちみつや黒糖など天然素材が入ったものをおすすめします。

お問合せ窓口がある青汁を購入する

青汁を販売しているメーカーの中には、お問合せ窓口を設けている場合があります。
青汁を飲んでいて疑問に感じたことや飲み合わせの不安がある場合は、すぐに問い合わせできると安心して飲み続けることができます。

飲み続けられる青汁を購入する

青汁の味やサポートがあるものを選んで購入しても飲み続けないと意味がありません。
飲み続けられるように素材を選んで、最初は飲んでみても続けられるかがポイントです。
青汁をお水で割って飲むことに飽きてしまったら、牛乳や豆乳でラテにしたり工夫して飲んでみてください。
食事として、ヨーグルトに混ぜて、はちみつをかけて食べるのも美味しくて続けやすいです。
冬の寒い季節には、電子レンジで30秒ほどヨーグルトを温めて食べると身体を冷やすことなく、青汁の食物繊維とヨーグルトの乳酸菌が合わさって健康的な食事になります。

野菜不足解消と栄養を補うことを考えると青汁は安い!

今回は青汁の原価についてご紹介しました。
青汁は原材料の数、産地、添加物の量などで価格が変わってきます。

その中で、トクホなどの取得にコストがかかったり、広告宣伝費などに有名人を起用するとそれだけでも販売価格は変わってきます。

基本的には、販売価格の25%以下で10~20%以内に抑えられていることが大半です。

青汁は、高いから必ず良いというわけでもなく、安いから必ず悪いというわけでもありません。
原料から全てこだわって青汁の価格が高くなる場合もあれば、製造コストを抑えているため安く販売できる場合もあるため、それぞれに理由がありメリットデメリットはあります。
その点を踏まえて、あなたに合った青汁を選んでみてはいかがでしょうか?

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