青汁に含まれる添加物は危険?それとも安全?

青汁に添加物が含まれている商品があります。
青汁に含まれる添加物は危険なのか安全なのか気になるところです。
そこで、青汁に含まれている添加物について調べてみました。
購入する際の確認方法もご紹介しているので、読んでみてください。

青汁に含まれている添加物とは?

青汁の商品パッケージに記載されている添加物はどのようなものが含まれているのかご紹介します。

青汁の添加物について

青汁には添加物が入っていないものと添加物が入っているものがあります。
添加物の有無を知る方法として、原材料名を確認するとわかります。

添加物が入っていない青汁

添加物にも人工的なものや天然で作られたものがありますが、毎日飲み続けるためにも無添加の青汁を飲みたいものです。

添加物が入っていない青汁は、栽培からお届けまでメーカーが工夫を凝らせて作っており、添加物を加えることなく品質を保ったまま安心して飲むことができます。

添加物について

食品における添加物の定義として厚生労働省は「保存料や甘味料、着色料や香料など、製品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるもの」とされています。

添加物があることで、日持ちするように延ばしたり、美味しく食べられるメリットがあります。
しかし現在、天然の添加物だけではなく人工的に作られた食品添加物も多く使用されています。

食品添加物の目的
  • 食品を製造加工する際に必要なもの
  • 独特の食感を持たせるためのもの
  • 食品のうまみ、甘み、酸味の味付けに関するもの
  • 食品の栄養成分を補うためのもの
  • 食品を長持ちさせるためのもの

以上の目的のために食品添加物は使われています。

添加物の種類

人工甘味料

  • スクラロース、アスパルテーム、ネオテーム、アセスルファムKなど

砂糖の代わりとされる人工甘味料。
甘さは砂糖の100倍もあるのに対してカロリーは0㎉かかなり少ない量になっていることが特徴です。
人工甘味料の影響は現在研究中ではありますが、糖尿病、下痢、肥満の副作用の可能性があるとされています。

アスパルテームはガン、脳腫瘍、白血病に関わっているとされています。

天然甘味料

  • 麦芽糖、還元麦芽糖、還元パラチノース、イシノトール、エリトリトール、オリゴ糖、トレハロース、はちみつなど

天然甘味料は果物などの天然成分から甘味成分だけを取り出して精製したもので有名なものでは、メープルシロップ、アガベシロップなども天然甘味料に含まれています。

人工甘味料は危険性があるとされていますが、天然甘味料の危険性の指摘はありません。
ただし、天然甘味料を大量に摂取すると下痢を起こしたり、肥満になる可能性があります。

天然増粘剤

  • デキストリン、ペクチン、キサンタン、グァーガムなど

天然増粘剤は粘りや口当たりがとろみのある添加物です。
そのため、天然増粘剤を加えることで食感や喉ごしがよく、青汁では飲みやすくなります。
天然由来の成分で出来ているため安全とされています。

保存料

  • 安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、パラオキシ安息香酸など

これらの保存料は日数経過による腐敗をなるべく抑えて、日持ち出来るようにするために使用されている添加物です。
発がん性、胃腸障害、嘔吐、肝機能障害、遺伝子損傷など身体には害のある影響をおよぼすとされています。

食品添加物はどのような分類があるの?

  • 食品添加物の安全性と有効性を厚生労働大臣が指定した「指定添加物」(466品目)
  • 長年使用されてきていた天然添加物として品目が定められている「既存添加物」(357品目)

以上の他にも「天然香料」や「一般飲食添加物」に分けられています。
今後、新規で加わる添加物については、すべて安全性の評価を受け、厚生労働大臣の指定を受けて「指定添加物」となります。

食品添加物として認められているものは国の指定が必要

食品の添加物として使えるとされているものは、全て厚生労働省大臣が指定することとして定められています。
食品添加物として指定された食品添加物のことを「指定添加物」と呼び、リスト化されていて、品目も定められています。
この、指定添加物は天然の添加物も人工的に作られた添加物も一緒に含まれています。

食品に含まれている香料について

食品に含まれている香料は、食品衛生法で「食品の製造または加工を行う課程で、香気をつける、または増強するために添加される添加物、及びその製剤」と定められています。
香料が入ることで消えていた香りを復活させたり、苦手な香りを抑えることで美味しく食べるために役立っています。

添加物としてのビタミンC

ビタミンCは青汁などの野菜にも含まれていますが、添加物としてビタミンCが含まれている場合があります。
その時のビタミンCは酸化防止剤として利用されています。
原材料にビタミンCが記載されている場合は添加物の可能性があるので、青汁の原料からビタミンCを摂りたいものです。

輸入品の青汁の注意点

青汁を海外から輸入する際に気を付ける点があります。
「(許可なく)薬の成分を添加した製品」(無承認無許可衣料品と言われています)
この、薬の成分を添付した製品に「これは食品です」と広告を出しているものの実際は薬の成分が入っているので健康被害を受けてしまう可能性があります。

そのため、海外から輸入するときは見分けが付かないためインターネットでの個人輸入に注意すること、
錠剤・カプセル状の健康食品を薬として間違って服用しないように気をつけましょう。

なぜ、青汁に添加物が入っているの?

そもそも何故、青汁に添加物が入っているのでしょうか?
それには理由があります。

一番の理由はコストの問題です。
すべて手作業や気候や土壌チェックをまめに行うなどの手間暇をかけて作られた原料は、品質が良い分、原料の価格は高くなります。
その価格を調整するために添加物を加えることで販売までのコストを抑えることが可能になります。

例えば、手間暇かけて育てた天然由来の成分と人工的に作った成分では、人工的に作った成分の方が期間的にもコスト的にも早く安く済みます。

より良い青汁にするために、天然の添加物を入れて飲みやすくした商品があるので必ずしも添加物が入っているから悪いというわけではありませんが、その裏側では添加物だらけで品質が悪い青汁も存在しています。

天然の添加物であれば安心できるのですが、人工的な添加物は身体に悪影響をおよぼすため、購入する際は注意してよく確認してから購入しましょう。

より良い青汁を購入するためには?

毎日飲み続ける青汁のためには、しっかりと商品を理解し、納得した上で購入したいものです。
そこで、青汁を購入するときに見るポイントをご紹介します。

栄養成分の表示をチェックする

原材料名をチェックすることで、添加物が入っているのか確認ができます。
無添加の青汁の場合は、原材料名はほとんどが野菜のみになっています。

【例1】原材料名:大麦若葉、ケール、明日葉、はちみつ
上記のものは天然成分の甘味料が入っているので安心して購入できます。

【例2】原材料名:大麦若葉、ケール、明日葉、スクラロース、安息香酸ナトリウム
上記のものは人工甘味料に保存料が入っているので、購入するのであれば【例1】に近いものを選んで購入しましょう。

栄養成分の並び方をチェックする

原材料が多く含まれるものは左から表示されるという規則があります。
添加物は右側に表示される青汁を選ぶようにしましょう。

【例1】
原材料名:大麦若葉、ケール、ほうれん草
上記のものは大麦若葉が3つの中で一番多く含まれているということです。

【例2】
原材料名:アスパルテーム、大麦若葉、小松菜
上記のものは人工甘味料が左側にあるため、大麦若葉よりも甘味料が多く含まれているということがわかります。

【例3】

原材料名:大麦若葉、ケール、明日葉、オリゴ糖
上記は天然成分の甘味料で右側にあるため、含有量は左側の原材料と比べて少な目となっています。

無農薬で有機栽培で育てられた原料の青汁を選ぶ

栽培段階から無農薬で有機栽培で育てられた原料の青汁として、有機JAS認定マークがついているものがあります。
農林水産省が検査認証をしている制度です。
農薬や化学肥料を使わず、自然の力だけで生産された食品で、農産物、加工食品、家畜の飼料や畜産物に認定されています。

口コミで有名になって売れている青汁には共通点があった!

口コミで有名になって売れている青汁の共通点として、売り文句が過剰になっている場合があります。

口コミで有名になって売れている青汁の共通点

例えば
「注目成分○○(成分)が配合!」
「3gで野菜や果物がこれだけ入っている!」
「飲みやすさにこだわりました!」
というような強調されている宣伝文句がある場合は以下にご紹介する共通点があります。

口コミで有名になって売れている青汁は添加物がよく入っている

口コミで有名になって売れている青汁には添加物がたくさん入っています。

  • でんぷん
  • デキストリン
  • マルチトース

これらは青汁だけでなく、他の食品にも入っていることが多く見かけます。
添加物を多く含むことで、原料のコストを抑えて販売元が儲けるために入っている場合があります。

口コミで有名になって売れている青汁は本当にいい商品とは限らない

青汁以外でも言えますが、口コミが良いから商品が素晴らしいとは限りません。
購入するときには、原材料名の表示をしっかり見て添加物が含まれているのかを確認したり、産地がどこで作られているのかを問い合わせてみたりして、自分の目で見て判断する必要があります。

青汁に入っている添加物、口コミに惑わされず見極めて購入しましょう。

青汁には添加物が入っているものと添加物が入っていないものがあります。
添加物の中にも天然で作られている添加物は安心できますが、人工的に作られている添加物は、ガンなどの病気が起きる可能性があると研究されています。

また、よく口コミで有名で売れている青汁には売り上げ促進のために売り文句が過剰になっていて添加物がよく入っていることが多く見られています。

良い口コミだから良い青汁とは限りません。
良い青汁と出会うために原材料名をしっかり見て添加物の有無や農薬の有無を確認して購入しましょう。

関連記事