【酵素入りの青汁7選】青汁に含まれる酵素は数ではなく質と量が重要!

さまざまなタイプの青汁の中に、酵素入りの青汁があります。酵素というと、私たちの体内にある消化酵素が頭に浮かびます。青汁に入っている酵素とはどんなものなのでしょう。酵素入り青汁の商品の中には、パッケージに「酵素200種」という表記もありますが、そんなにたくさんの種類の酵素を摂取する意味はあるのか、よくわからないと思うかも知れません。
そこで今回は、青汁に含まれる酵素とは何か、それが私たちの身体にどんな効果をもたらすのかについて解説します。そして酵素入りの青汁を購入するときに、たくさんある商品の中からどこに注目して選べば良いのか説明し、おすすめの青汁商品も最後にいくつか紹介します。

青汁に含まれる酵素とは

酵素とは化学反応をスムーズに起こしやすくする物質のことをいいます。人の体内では生命活動のために、多種多様な化学反応が繰り返されています。実験室や化学工場のような大掛かりな装置や火を使って反応を起こさなくて済むのは、酵素があるからです。
酵素が作用する物質は特定されており、反応の数だけ酵素も存在するため、酵素の種類は2,000種ともいわれています。*1 体内に存在する酵素には、食べたものを消化管から吸収できる物質までに分解する「消化酵素」や体内に吸収された栄養素を使う際に働く「代謝酵素」があります。

酵素の働きや、非常にたくさんの酵素があることはわかっていただけたでしょうか。次は青汁に入っている酵素はどのようなものなのかについて、順序立てて説明していきます。

野菜や果物にも存在する酵素

人の身体以外にも酵素は存在しています。野菜や果物のような植物にも、酵素は存在しています。例えば大根の細胞内には、ジアスターゼというでんぷん分解酵素が含まれていて、食べ物の消化を促進します。*2 その他、お肉を柔らかくするためにキウィやパイナップルの果汁を振りかけたりしますが、これらの果物に存在するタンパク質分解酵素の力を利用しているのです。

酵素を構成する物質と酵素が働く環境

酵素はタンパク質から作られており、そのためタンパク質が変性してしまうような高温下では酵素の働きも失ってしまいます。酵素は働く環境のpHも重要で、働きやすいpHの範囲でなければなりません。*3 そのため野菜や果物に酵素が含まれていたとしても、製造過程で酵素の働きを失っている可能性もあるのです。

そのような理由から、酵素入り青汁として販売されている商品のほとんどは、野菜そのものの酵素が入っているわけではありません。酵素入り青汁の原材料名を見てみると、「植物発酵エキス」があります。これが青汁に入っている「酵素」を意味しています。

青汁に含まれる「酵素」の意味

酵素は人体や植物だけに存在するものではなく、微生物にも存在しています。工業的に酵素を利用する場合に使われる微生物として、酵母があります。*4 酵素入り青汁の原材料名の一つ「植物発酵エキス」にはいく種類もの野菜や果物が使われています。その数は、メーカーによって異なりますが、数百種類もの野菜や果物を使っている場合もあれば、10数種程度の場合もあります。

選んだ野菜や果物を、酵母などの微生物が持つ消化酵素を使って分解させてできたものが「植物発酵エキス」になります。*5、*6 「植物発酵エキス」の中には酵素ではなく、酵素で分解された物質が入っています。酵素そのものを青汁に添加したとしても、製造で熱をかける工程があればそこで酵素が失活してしまいます。仮に活性のある酵素が入った青汁ができたとしても、飲んだ後に強い酸性を示す胃酸の下で酵素が失活する可能性もあるのです。

「植物発酵エキス」(酵素)を摂取すると何が良いのか

酵素により分解された物質が入っているのであって、酵素自体は入っていないとはどういうこと?と思われたかもしれません。しかし植物発酵エキスを摂取するメリットはもちろんあります。次にメリットについて説明します。

効率よく栄養素を体内に吸収できる

最も大きなメリットは、酵素によりすでに分解されたものを取り込むことで、消化の手間が省けて短時間で体内に吸収できることです。体内に取り込まれるまでの時間が短いと、取り込んだ栄養素は必要になればすぐに利用されます。

消化管の負担が減る

消化するにもエネルギーを使います。また消化の悪いものを食べたり、食べ過ぎて消化に時間がかかる時などは、消化管にかなりの負担をかけることになります。消化の良いものを食べたり、軽い食事をすると身体が楽だけれど、食べすぎると身体がだるくなるというのは、誰もが経験することだと思います。それだけエネルギーを消耗するということです。つまり植物発酵エキスを摂取することで、消化管の負担を減らすことができるのです。

植物発酵エキスを摂取するメリットを確認したところで、上手な酵素入り(植物発酵エキス入り)青汁の選び方を紹介します。

酵素入り青汁の上手な選び方

酵素入り青汁のパッケージに酵素の数(200種類など)が書かれていて、この数が多いほど効果がありそうな気がしますよね。しかし青汁の酵素とは植物発酵エキスを指すので、大事なことは青汁にどれだけの量の栄養素(微生物が持つ酵素による分解物)が入っているかということになります。

そこで一つの判断基準として、食品表示法で定められた加工食品の原材料名の表示に関するルールを利用することができます。
食品表示法では、加工食品の原材料名を表示する際には、重量の割合の高い順から書くことと決められています。*7 酵素入り青汁を選ぶ時には、味・価格をチェックするのと同時に、原材料名のどのあたりに植物発酵エキスが書かれているかもみると良いでしょう。表示の順番はその商品の原材料に占める割合であり、商品間でどちらの植物発酵エキスの量が多いかまでの正確な判断はできません。あくまでも商品選びの一助であることを申し添えておきます。

ではおすすめの酵素入り青汁を紹介します。

酵素入りおすすめの青汁7選

紹介する8商品の中から、継続できそうな味・価格・買いやすさなどを検討し、迷った時には植物発酵エキスが原材料名の上の方に上がっているものを選ぶと良いと思います。

植物酵素青汁

大麦若葉の青汁です。りんご風味でスッキリしていて飲みやすいでしょう。植物発酵エキスの原料には、87種類の野菜・果物が使われています。1袋(3g)あたり植物発酵エキス100mgが含まれています。

商品名植物酵素青汁
メーカー井藤漢方製薬
内容量60g(3g×20袋)
価格692円(税込)
原材料名大麦若葉末、難消化性デキストリン、ブドウ糖、植物発酵エキス(難消化性デキストリン、植物発酵物、デキストリン)、リンゴ濃縮果汁パウダー、香料、酸味料(クエン酸)、プルラン、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、(原材料の一部にりんご、バナナ、オレンジ、大豆、ごま、くるみを含む)

ビフィズス菌入り 乳酸菌青汁+酵素酵母

大麦若葉を使った青汁で、ヨーグルト味です。乳酸菌とビフィズス菌に、ビール酵母まで入っています。植物発酵エキスの原料には、96種類の野菜・果物が使われています。1包(3g)あたり植物発酵エキス20mgが含まれています。

商品名ビフィズス菌入り 乳酸菌青汁+酵素酵母
メーカーユーワ
内容量120g(3g×40包)
価格1,433円(税込)
原材料名大麦若葉末(国内製造)、マルトデキストリン、難消化性デキストリン(小麦を含む)、ビール酵母、植物発酵エキス末(黒砂糖、キャベツ、イチゴ、リンゴ、ダイコン、トマトなど)、ケール末、乳酸菌(殺菌)、ブロッコリー末、キャベツ末、大根葉末、南瓜末、さつまいも(アヤムラサキ)末、チンゲン菜末、パセリ末、澱粉、人参末、セロリ末、苦瓜末、ほうれん草末、桑の葉末、モロヘイヤ末、よもぎ末、ビフィズス菌乾燥原末(乳成分を含む)、白菜末、アスパラガス末、トマト末、野沢菜末、れんこん末/クエン酸、香料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、リン酸3カルシウム

フルーツ酵素青汁

九州産の大麦若葉・ケールに、乳酸菌も配合。フルーツミックスの味で、青汁が苦手な人にもおすすめです。植物発酵エキスの原料には、48種類の野菜・果物が使われています。ヒアルロン酸やプラセンタエキスの他、スーパーフードのアサイー・ザクロも入っています。1袋(3g)あたり穀物発酵エキス10mg、植物発酵エキス5mgが含まれています。

商品名フルーツ酵素青汁
メーカーアサヒ
内容量90g(3g×30袋)
価格1,390円(税込)
原材料名大麦若葉粉末(九州産)、水溶性食物繊維、ケール粉末(九州産)、酵母エキス末、りんご果汁粉末、ピーチ果汁粉末、パイナップル果汁粉末、バナナ粉末、有胞子性乳酸菌末、穀物発酵エキス末(小麦を含む)、ザクロ果汁粉末、アサイー粉末、植物発酵エキス末(オレンジ・くるみ・ごま・大豆を含む)、豚ブラセンタエキス末/酸味料、香料、甘味料(ステビア)、ヒアルロン酸

乳酸菌と酵素がとれる よくばり青汁

大麦若葉の青汁です。乳酸菌が他の青汁と比べると多く1本あたり400億個入っています。穀物発酵エキス末は、1本(3.2g)あたり60mgの記載があります。植物発酵エキスは含まれていません。

商品名乳酸菌と酵素がとれる よくばり青汁
メーカーDHC
内容量96g(3.2g×30本)
価格3,400円(税込)
原材料名大麦若葉エキス末[大麦若葉エキス(国産)、デキストリン、ボタンボウフウ葉末、穀物醗酵エキス末(穀物醗酵エキス、マルトデキストリン)、ゴマ葉末、乳酸菌末(殺菌)、(一部に小麦を含む)

酵素青汁

大麦若葉、ゴーヤ、ケールの3種類を使った青汁です。飽きがこず飲みやすい抹茶風味です。植物発酵エキスの原料には、139種類の野菜・果物が使われています。乳酸菌も配合。1袋あたりの植物発酵エキス末の量について、記載はありませんでした。

商品名酵素青汁
メーカーヒロコーポレーション
内容量72g(3g×24包)
価格580円(税込)
原材料名大麦若葉・ぶどう糖・ゴーヤ・ケール・植物発酵乾燥粉末(デキストリン、植物発酵乾燥粉末)・甘味料(ステビア)・(原材料の一部にオレンジ、キウイ、フルーツ、バナナ、リンゴ、大豆、ゴマ、カシューナッツを含む)

陽光酵素青汁

4種の九州産大麦若葉・ケール・明日葉・ゴーヤを使った青汁です。植物発酵エキスの原料には、75種類の野菜・果物が使われています。乳酸菌も配合。1袋あたりの植物発酵エキス末量の記載はありませんでした。

商品名陽光酵素青汁
メーカー日本薬健
内容量90g(3g×30袋)
価格1,351円(税込)
原材料名大麦若葉末(九州産)、難消化デキストリン、ケール末、マルトデキストリン、明日葉末、ゴーヤ末、植物発酵エキス((黒砂糖、キャベツ、苺、りんご、大根、トマト、ユズ、柿、キウイフルーツ、きゅうり、ナス、ほうれん草など)(りんご・キウイフルーツ・大豆・ももを含む))、乳酸菌(殺菌)/トレハロース

おいしい酵素青汁

大麦若葉、ゴーヤ、ケール3種を使った青汁です。植物発酵エキスの原料には、82種類の野菜・果物が使われています。1包(3g)あたり植物発酵エキス量は記載はありませんでした。

商品名おいしい酵素青汁
メーカージャパンギャルズ
内容量72g(3g×24包)
価格745円
原材料名大麦若葉、ぶどう糖、ゴーヤ、ケール、植物発酵乾燥粉末(デキストリン、植物発酵乾燥粉末)、甘味料(ステビア)、(原材料の一部にオレンジ、キウイフルーツ、バナナ、リンゴ、大豆、ゴマ、カシューナッツを含む)

青汁選びは自分の基準を持つことが大事

青汁に含まれる酵素とは、ほとんどが酵素の分解物である植物発酵エキスを指します。植物発酵エキスは野菜や果物を酵素が分解したものなので、それを摂取すると消化の工程は不要でそのまま吸収されるため、消化管の負担が減るのでした。身体の負担が減ることだけではなく、素早く体内に吸収されるので体内ですぐに利用できることも大きなメリットです。

この記事では酵素入り青汁を選ぶ基準の一つとして、植物発酵エキスの含有量に着目すると書きましたが、その前に自分が青汁を飲む目的を考えることが大事です。青汁の主原料に着目したり、味や乳酸菌なども、選ぶ目的によっては重視すると良いでしょう。

<参考文献>
*1:公益財団法人 食肉消費総合センター
*2:北陸農政局
*3:公益社団法人 日本化学会
*4:公益社団法人 有機合成化学協会
*5:全研本社
*6:全研本社
*7:消費者庁

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