【パックより粉末?】パックタイプの青汁5商品を徹底検証!本当の事実を伝えます。

手軽に野菜不足を補えることで大人気の青汁。
コンビニやスーパーでも、すぐに飲むことができる紙パックやペットボトルタイプの
商品が続々と導入されています。勤務・外出先でもカンタンに購入することができるので、ランチの際はお茶よりも栄養成分が豊富な青汁をチョイスし、毎日欠かさず飲んでいる方も多いのではないでしょうか。

でもちょっと待って。

そのパック・ペットボトル青汁、コスパとか栄養素って実際どうなの??

毎日飲むものだから、ちょっとだけ気になりますよね。

今回はそんな素朴な疑問に答えていきます♪

【読めば早わかり!】パック・ペットボトルタイプの青汁のメリット・デメリット

「青汁ソムリエ(自称)」として毎日青汁を飲んでいる私ですが、実は勤務しているドラッグストアで扱っている商品は「粉末タイプ」か「サプリタイプ」しかありません。なので、フラッと立ち寄ったコンビニや自動販売機で飲んだ経験がない「パックタイプ」や「ペットボトルタイプ」の青汁を発見したときは必ず購入してしまいます(笑)。ある意味、職業病ですね。普段は粉末タイプの青汁を飲んでいる私だからこそ実感できる、「パック・ペットボトル青汁」の商品の魅力を深~く語ります♪

粉末タイプと比較してわかった、パック・ペットボトル青汁の3つのメリット

①手軽・カンタン
②飲みやすさ
③常備・保存性

ザクッと結論から書くと、この3つです。
もう少し詳しく補足していきますね。

①手軽・カンタン

粉末のスティックタイプの青汁は水に溶かしてかき混ぜるという作業工程をどうしても避けられませんが、パック・ペットボトルはストローを挿す、もしくはキャップを開けるだけですぐに喉に流し込むことができます。ココはけっこう大きなポイントなんですよね。青汁は毎日続ける習慣をつけてこそ恩恵を受けることができる飲み物です。手間がかからないパック・ペットボトルタイプは、これから「青汁を飲む」という習慣をつけようと考えている方にとって、大変良いパッケージです。朝の忙しいときや運動をして疲れているときなどはスティックタイプでは正直、「溶かすのがメンドくさい」と感じて飲むことをスルーしてしまうこともしばしばありました。ですが、パック・ペットボトルタイプであればかき混ぜる手間もなく瞬時に飲めますし、なおかつ忙しい朝の栄養補給もヘルシーに行うこともできるのは大きなメリットですね!

②飲みやすさ

全ての商品ではありませんがパック・ペットボトル青汁は粉末タイプの青汁(水100mlに溶かした場合)と比べて「味が薄い」印象があります。裏を返せば「とても飲みやすい」。私のように自宅で濃い青汁を飲んでいる人間は、外出先や運動後・風呂上がりにはゴクゴク飲める飲料を購入したくなります。人様の前で眉間にシワを寄せて、濃い青汁を飲みたくありませんので(笑)。

③常備・保存性

私は北海道に住んでいるのですが、2018年9月に北海道胆振東部地震がありました。「日本初のブラックアウト(全域停電)」という状況になり、3日間程度電気が全く使用できないという不便な生活を経験したのですが、食事・調理もままならない状況下での野菜不足を補うのに買い置きしておいたペットボトルの青汁が本当に役に立ちました。そのおかげとはいいきれませんが、家族全員体調も悪くならずに難局を乗り切ることができました。水道も止まりましたので、粉末タイプの青汁を溶かすこともままなりませんでした。考えたくはないことですが、万が一の事態を想定して非常食と併せてパック・ペットボトルの青汁を常備しておくことを強くオススメします!これは賛否あるところでもあるのですが、パック・ペットボトルの青汁は調味されている商品が多く、冷やしていなくてもおいしく飲むことができます。そして大抵の商品は4ヶ月~9ヶ月の賞味期限がありますので、買い置きしておくことが可能です。

粉末タイプと比較してわかった、パック・ペットボトル青汁の3つのデメリット

①価格が高い
②味の調整ができない
③添加物・保存剤が入っている商品が多い

粉末タイプと比べてメリットが多そうなパック・ペットボトルタイプですが、やはり、デメリットもあります。

①価格が高い

粉末タイプの青汁は安いものだと1杯あたりのコストは30円~40円程度です。それに比べてパック・ペットボトルタイプはどんなに安くても100円前後で、価格は粉末タイプと比べて圧倒的に高いと言わざるを得ません。

②味の調整ができない

私のように毎日粉末タイプの青汁を飲む人間は、水ばかりで溶かすと飽きるので色々と独自の調味をします。ハチミツを入れてみたりヨーグルトに入れてみたり100%ジュースに混ぜてみたり…といろいろやってます(笑)。キャップのついたペットボトルタイプならまだ調整しやすいですが、紙パックタイプをわざわざ開封してまで味を調整、とはやはり思いません。パック・ペットボトルタイプはケースで購入することが多いのですが、当然同じ味なので、毎日飲んでいると飽きてくるのが早いです。

③添加物・保存剤が入っている商品が多い

パック・ペットボトルタイプは、味の調味ができないので商品としておいしく仕上げなければなりませんし、すぐに期限切れにするわけにもいかないのである程度日持ちするようにする必要があります。そのため、添加物や保存剤を配合していることがあります。これはしょうがないことだとは思います。思いますが、気になる方には大変気になるところでしょう。

【これは飲んでおくべき!】パック・ペットボトル青汁ランキング!

第5位  伊藤園 毎日1杯の青汁 無糖タイプ (紙パック) 

第5位は、伊藤園「毎日1杯の青汁 無糖タイプ」です。

ほとんどのスーパーやコンビニに置いてありますので見かけたことがある方も多いでしょう。こちらの商品の特徴は、ストレートな青汁で低カロリーであることです。飲みやすくするために果汁や豆乳と混ぜることで青汁は飲みやすくなるのですが、反面、どうしてもカロリーは高くなってしまいます。この商品は1本6kcalですので、ダイエット中の女性には最適な商品だと思います。ただ、風味は緑茶のようで飲みやすいですがいわゆる「美味しい」とは違いますので、一般消費者に受ける商品ではないでしょう。青汁経験者はすんなり受け入れることができる味だと思います。紙パックなので飲んだ後も生ゴミで捨てることができて便利です。

価格:100円前後
原材料:野菜汁(大麦若葉、ケール)、大麦若葉粉末、抹茶、亜鉛酵母/増粘多糖類、
ビタミンE
カロリー:1本(200ml)当たり、6kcal
栄養成分:糖質 0.6g、糖類 0g、食物繊維 0.4~1.4g、食塩相当量 0~0.11g、亜鉛 5.9mg、カリウム 16~126mg、カルシウム 3~16mg、鉄 0.0~0.8mg、ビタミンE 7.9mg、ビタミンK 8~138μg、葉酸 2~22μg、カフェイン 12mg

価格   :★★★
飲みやすさ:★★
総合評価 :★★★

第4位  カゴメ AOJIL CLEAR 330ml

第4位は、カゴメ「AOJIL CLEAR 330ml」です。

こちらの商品は青汁素材としては珍しく、にんじんやしょうがが使われているせいなのか独特な風味があります。基本は抹茶テイストなのですが、ハーブティーのような風味がわずかにあると言えばいいのでしょうか。私の舌がおかしいのかもしれませんが、スティックタイプの青汁では味わったことのない感覚です。とはいえ飲みにくいということもなく、粉っぽさはなくサラッとしていて美味しいです。この商品も「砂糖&甘味料無添加」だけでは無く糖質オフになっており、甘さはほとんど感じません。にんじんの甘味を後味にほんのり感じる程度です。
しかし、一風変わった商品で極端に青臭さやエグ味もないのですが、青汁上級者向けに感じますね。あと、個人的感想ですが、量が多い(笑)。普段自宅でスティック青汁を100mlの水で溶かして飲んでいる人間には「330ml」を一気に飲むのは厳しかったです。メーカーさんもわかっているのかキャップがついているので、数回に分けて飲めるように考えられているのは素晴らしいです。

価格:160円前後
原材料:野菜(にんじん(ニュージーランド)、大麦若葉、ほうれん草、小松菜、メキャベツ(プチヴェール)、ケール、しょうが)、抹茶、食物繊維、緑茶、レモン、植物性乳酸菌(殺菌)/香料、乳酸カルシウム、ビタミンC、pH調整剤、安定剤(ジェランガム)、セルロース
内容量:330ml
カロリー:(330ml当たり)36kcal
栄養成分:エネルギー:13kcal、 たんぱく質:0.4g、 脂質:0g、 炭水化物:5.6g、 糖質:1.9g、糖類:1.2g、食物繊維:2.5~4.8g、食塩相当量:0.09~0.3g、カリウム:39~190mg、カルシウム:44~83mg、ビタミンC:66~230mg、ビタミンK:0~120μg、葉酸:0~38μg

価格   :★★
飲みやすさ:★★★
総合評価 :★★★

第3位 伊藤園 毎日1杯の青汁まろやか豆乳ミックス  200ml

第3位は、伊藤園「毎日1杯の青汁 まろやか豆乳ミックス」です。

これはなかなか美味しいです!ベースは大麦若葉(国産)なのですが、ケールと緑茶を加え、さらに豆乳や黒糖蜜を加えて優しい甘味のあるまろやかな風味に仕上げていて大変飲みやすい。若干粉っぽさ・水っぽさはありますが、抹茶ラテのような感覚で飲めるので青汁初心者にはまずこちらをおすすめします。ジュースの感覚で飲めますよ♪販売店も多く、手に入りやすいのもいいですね。私は忙しい朝はバナナとこの青汁をコンビニで買ってすませることがあります。以前は豆乳をよく購入していたのですが、「豆乳ミックス」であるこの商品を見つけてからは断然こちらを選ぶことが多くなりました。

ただ、カロリーは高め。1本当たり37kcalと他のパック青汁よりもやはり高いです。しかし、ホントわずかではありますが「植物性タンパク質」も摂取できることも考えれば許容範囲かと思います。比較対象として間違ってますが(笑)、砂糖水のような清涼飲料水と比べれば、圧倒的に低カロリーです。
香料・着色料・人工甘味料も無添加なので、安全でおいしくいただけます。持ち歩いてどこでもすぐに美味しい青汁が飲みたいという方におすすめのパック青汁です。

価格:100円前後
原材料:豆乳、糖類(砂糖、黒糖蜜)、野菜汁(大麦若葉、ケール、ブロッコリー)、大麦若葉粉末、緑茶粉末、亜鉛酵母、寒天 / 増粘多糖類、ビタミンE
内容量:200ml
カロリー:1本(200ml)当たり、37kcal
栄養成分:糖質 7.3g、食物繊維 0.4~1.7g、食塩相当量 0.01~0.12g、亜鉛 5.8mg、カリウム 20~160mg、カルシウム 4~22mg、鉄 0.1~1.0mg、ビタミンE 9.1mg、ビタミンK 8~120μg、葉酸 2~26μg、カフェイン 2.5mg

価格   :★★★
飲みやすさ:★★★★
総合評価 :★★★

第2位  サンスター健康道場 おいしい青汁(ペットボトル) 900g

第2位は、サンスター「健康道場 おいしい青汁」です。
※ホントは1位にしようと思いました。しなかった理由は以下をお読みください。

まずは、メーカーに注目。サントリーじゃありませんよ、「サンスター」ですよ!(笑) 
有名なハミガキブランド「GUM」のメーカーです。そのサンスターが作っている「健康道場」というシリーズのこの青汁ですが…。
衝撃的な青汁ですよ、これは。文句なしです(実はちょっと文句ありますけど)。

まずは飲み口ですが、ドロドロしてます。コレがいいんです。皆様はジューサーでフレッシュジュースを作ったことはありますか?作ったことがある方は分かると思いますが、ドロドロしてますよね。新鮮な、本物のフレッシュジュースに近い状態なワケです。街中で営業している「青汁スタンド」のような、本物の青汁の飲み心地です。野菜のみずみずしさと栄養価を損なわないように、レモン汁によって酵素の働きを失わないようにした野菜ピューレをたっぷり25%も配合しているそうです。サラッとした飲み口のパック青汁が多い中で完全に一線を画していて、「本物を作ろう」というチャレンジ精神を感じます。

そして、味ですが青臭さが少なくフルーティーで、飲みやすいです。それもそのはず。なんと大麦若葉を使用していないんです!「青汁=大麦若葉」といっていいぐらいポピュラーな素材をあえて外したところがまた、いいですね~。さらに、香り高いりんご果汁を厳選して配合することで美味しさをアップさせています。ブロッコリー、ケール、キャベツ、ホウレンソウ、レタス、パセリ、大根葉、セロリ、小松菜の緑野菜9種類のストレート野菜汁&果汁は濃縮還元は一切使用していないというこだわりぶり。こんなにおいしい青汁を他には知りません。というか濃厚でとても美味しい野菜ジュース、と言ったほうが正しいのかもしれません。苦味や臭みを抑え、青汁が苦手な方はもちろん、子どもでも飲みやすいように仕上げています。栄養成分も、ビタミン、ミネラル、食物繊維など不足しがちな 栄養素が20種類以上もバランスよく含んでいます。もちろん、砂糖、食塩不使用です。なんか非の打ちどころがないですね…。

いえ、看過できない「非」が実はあるんです!それは「価格」です。ペットボトル900ml1本で900円前後もします。「高ぇよ、チクショー」と、購入前には必ず葛藤があります。新鮮さがウリなのでしょうがないことですが開栓するとすぐに鮮度が落ちていくので、900mlを4日以内に飲み切らなければいけないのでチビチビ飲むわけにもいきません。この青汁を毎日ゴクゴク飲めるブルジョワ層が今の日本にどれだけいるのか…。余計なことまで頭に浮かびます。少なくとも私には厳しいです。同じようなことを今まで何度も書いてきましたが、青汁は「続けてナンボ」の健康飲料です。続けることができなければそれはただの一時的な嗜好品です。一般庶民代表という思いから、この商品は2位とさせて頂きました。サンスターさん、お願いです。もう少し安くしてください…。

価格:900円前後
原材料:野菜(ブロッコリー、セロリ、キャベツ、ケール、ほうれん草、レタス、パセリ、大根葉、小松菜)、りんご、レモン/クチナシ色素
内容量:900ml
カロリー:(100gあたり)36kcal
栄養成分:たんぱく質:0.6g、脂質:0g、炭水化物:8.8g(糖質:8.0g、食物繊維:0.8g)、食塩相当量:0.01~0.05g、カリウム:170mg、ビタミンK:34μg、ショ糖:1.5g
その他に含まれる成分:カルシウム、マグネシウム、鉄、β-カロテン、葉酸、ビタミンC

価格   :★★
飲みやすさ:★★★★★
総合評価 :★★★★

第1位 伊藤園 ごくごく飲める 毎日1杯の青汁 350g

第1位は、伊藤園「ごくごく飲める毎日1杯の青汁」です。
あらためてランキングを見返すと伊藤園の商品が3つも入ってますね。

この商品の特徴は多少の水っぽさは感じるものの、変な甘さもいっさいなく、その名の通りごくごく飲めるところです。異論もあるかとは思いますが、青汁はおいしいから飲むのではなく健康のために飲むものだと思います。もちろん飲み方は人それぞれなのですが、「登録販売者」という医薬品販売の資格者である私から言わせていただくなら、青汁は「食事と一緒に」「料理の味を損うことのない青汁を」「ごくごく飲む」ことが理想なのではないかと思っています。それを手頃な価格で外出先でも実践できるのがこの商品だと思います。青汁の健康性はそのままに、国産の大麦若葉・ケール・抹茶のみを使用したシンプルな抹茶のようなさっぱりとした味わいですので、毎日でも飽きずに飲めます。カロリー・糖質ゼロ設計なのも続けやすいポイントです。

弱点が2つあります。一つは、自販機ではしょっちゅう見かけるのですがスーパーなどの店頭では見たことがないこと。外食などの濃い食事によく合うのでコンビニにも置いてほしいです。
2つめは、Amazonでケースで購入すると、ペットボトルのゴミが大量に出てしまうことです。

価格:140円前後
原材料:野菜汁(大麦若葉、ケール)、抹茶、食物繊維、大麦若葉粉末、亜鉛酵母、寒天/ビタミンC
カロリー:0kcal
栄養成分:糖質 0g、糖類 0g、食物繊維 0.3~0.8g、食塩相当量 0.05~0.20g、亜鉛 5.0mg、カリウム 12~72mg、カルシウム 12~72mg、ビタミンC 44~190mg、ビタミンK 4~46μg、葉酸 2~21μg、カフェイン 14mg

価格   :★★★★
飲みやすさ:★★★★
総合評価 :★★★★

まとめ

いかがでしたでしょうか?

パック・ペットボトル青汁は風味にこだわった商品が多く、調味せずとも本当においしい商品が多いです!「健康道場 おいしい青汁」のような、スティックタイプでは絶対に出せない商品があるのもとても新鮮でした。ですが、やはり価格に関しては「粉末タイプ」よりも高いと感じますね。

「粉末タイプ青汁」「パック・ペットボトルタイプ青汁」それぞれに長所があります。自宅では粉末タイプ、外出先や忙しい朝にはパック・ペットボトルタイプを飲む、などシチェーションに応じて使い分けるのがいいのではないでしょうか。

皆様も上手に「粉末タイプ」と「パック・ペットボトルタイプ」を使い分けて、健康的な青汁ライフを無理なく続けていきましょう~♪

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