青汁を牛乳に混ぜるメリットは?健康効果からレシピまで解説!

青汁の味が苦手、もっと美味しく飲みたいという方には、青汁と牛乳を混ぜることをおすすめします。青汁と牛乳を混ぜると、飲みやすくなるだけではなく栄養バランスも整って、健康効果が高まります。ここでは、青汁を牛乳に混ぜるメリットや健康効果、レシピまで詳しくご紹介します。

青汁を牛乳に混ぜるメリット

青汁を牛乳に混ぜることには、どのようなメリットがあるのか詳しくみていきましょう。

カルシウムを補える

青汁はビタミンやミネラルが豊富に含まれているため、野菜や果物が不足しがちな方におすすめです。ただし、ミネラルの中でもカルシウムはそれほど含まれています。そこで、カルシウムが豊富に含まれた青汁に混ぜることで、栄養バランスがさらに整うのです。

カルシウムは歯や骨の材料のため、不足すると歯が弱くなったり骨粗しょう症のリスクが高まったりします。また、筋肉の収縮にも必要なため、不足すると筋肉を動かしづらくなるのです。さらに、忘れてはいけないのが神経の興奮を抑える役割を果たしていることでしょう。

カルシウムが不足すると、イライラや不安感に悩まされやすくなります。結果的に仕事や人間関係に問題が起こりやすくなることも予想されます。日々の栄養が不足しているために青汁を飲んでいる方は、カルシウムも不足している可能性があるため、牛乳と混ぜて飲むことを試してみてください。

タンパク質を補える

青汁には、タンパク質が含まれていません。牛乳には、タンパク質が豊富に含まれているため、青汁と一緒に飲むことで栄養バランスが整いやすくなります。また、タンパク質はアミノ酸が結合した構造になっているのですが、アミノ酸には身体の中で合成できる非必須アミノ酸と、身体の中で合成できない必須アミノ酸があります。

牛乳には必須アミノ酸がバランスよく含まれているため、「良質なタンパク質を補える飲み物」と言えるでしょう。

青汁の味がマイルドになる

ひと昔前までは、「青汁はまずいもの」、「青汁は苦くて飲めない」というのが常識でした。最近では、飲みやすいどころか美味しい青汁がたくさん販売されています。しかし、それでも青汁の味が苦手な方もいるでしょう。

青汁と牛乳を混ぜると、牛乳の甘味とコクがミックスされて、マイルドで飲みやすい味わいになります。また、茶葉が含まれる青汁と牛乳を混ぜると、抹茶ミルクのような味わいになると評判です。青汁単体では飲めなくても、牛乳と混ぜれば美味しくごくごくと飲めるというは多いのではないでしょうか。

青汁と牛乳を混ぜるデメリット

青汁と牛乳を混ぜることには、いくつかのデメリットがあります。青汁と牛乳を混ぜるのを試す前に、次のデメリットを確認しておきましょう。

コストがかかる

青汁と牛乳の両方を購入することで、それだけコストが高くなります。例えば、30日分で3,000円の青汁と、1リットル250円の牛乳を6本購入する場合は、月4,500円のコストがかかります。

青汁は毎日続けて飲むことが大切なため、+1,500円で長く続けられるようになれば、それほど大きな負担とは言えないのではないでしょうか。しかし、年間+18,000円もコストがかかるため、牛乳と混ぜるかどうかは慎重に考えることが大切です。

ホットでなければ溶けない

液体青汁と牛乳はそのまま混ぜて飲めますが、粉末青汁はそのままでは溶けません。温めた牛乳を注ぐか、少量のお湯で粉末青汁を溶かしてから牛乳を注ぐ必要があります。アイスで飲みたい場合は粉末青汁をお湯で溶かして、ホットで飲みたい場合は温かい牛乳で溶かしましょう。

また、粉末青汁に冷たい牛乳を注いで、電子レンジで温める方法もあります。いずれにしても、外出先では粉末青汁を牛乳で溶かして飲むことは難しいでしょう。液体青汁もかさばるため、外出先で飲むのは現実的ではありません。

どうしても外出先で青汁を飲みたい場合は、青汁と牛乳を混ぜたものを水筒に入れて持ち歩きましょう。

1日2杯以上飲むとカロリーオーバーしやすい

青汁のカロリーは、粉末青汁1杯で約5~15kcalです。対して牛乳は100mlあたり約50~80kcalのため、青汁と牛乳を一緒に飲むと、1杯約55~95kcalとなります。これを1日2杯飲むと、約110kcal~190kcalにもなるのです。

ちなみに、ご飯は茶碗1杯で約220~250kcalのため、青汁と牛乳を混ぜたものを1日2杯飲むと、ご飯を茶碗1杯分ほど追加で食べていることになります。これを毎日続けると、普段の食事量によっては体重が増えてしまう可能性があります。

どれだけ栄養バランスが整っても、体重が増えてしまえば元も子もありません。青汁と牛乳を混ぜて飲む場合は、1日1杯に制限しましょう。

青汁との相性がよい牛乳の特徴

牛乳は、メーカーや商品によって味が異なります。青汁と相性がよい牛乳の特徴について、詳しくみていきましょう。

甘味が強い

青汁は基本的に甘くないため、甘味が強い牛乳との相性に優れています。甘味のある青汁も多く販売されていますが、牛乳とは別のタイプの甘味のため、混ぜても美味しくいただけます。甘味が強いほどに青汁の苦味やえぐみがわかりづらくなり、飲みやすくなるでしょう。

ただし、甘味が強い牛乳はカロリーが高い傾向にあるため、栄養成分表示を確認のうえ購入を検討してください。

脂肪分が多い

牛乳には、乳脂肪分のパーセンテージに応じて、「牛乳」、「特別牛乳」、「低脂肪牛乳」、「無脂肪牛乳」、「乳飲料」に分類されます。このうち、乳脂肪分が3.3%と比較的多い「特別牛乳」がおすすめです。

乳脂肪分が多い牛乳はコクが強いため、青汁がより一層マイルドになります。ただし、乳脂肪分が多いほどにカロリーも高くなる傾向があるため注意が必要です。

クセがない味わい

味にクセがある牛乳と青汁を混ぜると、お互いの味を主張し合うため、クセがない味わいの牛乳を選ぶことが大切です。飲んだ後に口の中に臭みが残る牛乳は、青汁と相性が悪い可能性があります。

値段が安い

青汁と牛乳を一緒に飲む場合、月4,500~6,000円程度のコストがかかります。コストがかかりすぎると途中で青汁を続けるのが嫌になる可能性があります。コスト的に続けやすい牛乳を選びましょう。ただし、値段が安い牛乳はコクがなくて青汁と相性がよくないものが多いので注意が必要です。

青汁の相性とコストのバランスに優れた牛乳を選びましょう。

青汁に混ぜるのにおすすめの牛乳3選

青汁と相性がよい牛乳を探すのが面倒な方は多いのではないでしょうか。そこで、青汁との相性が良い牛乳を3つご紹介します。

よつ葉4.0牛乳

北海道十勝の生乳100%の牛乳で、全国飲用牛乳公正取引協議会が定める特選基準をクリアした生乳だけを厳選して使用しています。乳脂肪分が4.0%と高く、コクが強いことが特徴です。強いコクが青汁の苦味やえぐみを抑えることで、マイルドな味わいになります。

カロリーが200mlあたり145kcalと高めなことが難点ですが、カルシウムは231mg、タンパク質は6.8gと多くの栄養が含まれています。

特濃

特濃は、コンビニやスーパーで広く販売されています。乳脂肪分4.3%のため、コクが非常に強いことが特徴です。エネルギーは200mlあたり149kcal、カルシウムは227mg、タンパク質は6.0gで、青汁と組み合わせることで栄養をバランスよく補えます。

また、甘味が強いので、青汁の苦味やえぐみをしっかり抑えたい方におすすめです。

おいしい牛乳

おいしい牛乳は、コンビニやスーパーで広く販売されています。生乳本来の旨味が凝縮されており、ナチュラルな甘味とコクを楽しめます。他、2つの牛乳と比べてマイルドで、甘味が強いことが特徴です。乳脂肪分は3.5%以上、137kcal、タンパク質6.8g、カルシウム227mgとなっています。

青汁にコクよりも甘味をプラスしたい方におすすめです。

青汁×牛乳のレシピ5つ

青汁と牛乳は、単に混ぜて飲むだけではなく、料理にも使えます。青汁と牛乳を使ったレシピを5つご紹介します。

粉末青汁×牛乳

粉末青汁と牛乳を混ぜるときは、次のいずれかの方法を選びましょう。

(1)コップに粉末青汁を入れてお湯で溶いてから冷たい牛乳を注ぐ
(2)コップに粉末青汁と冷たい牛乳を入れてから電子レンジで加熱する
(3)コップに粉末青汁と温めておいた牛乳を入れる

おすすめは、(1)と(3)です。(2)は粉末青汁が十分に溶けないうえに、加熱と混ぜる行程を何度か繰り返す必要があります。低カロリーで甘味が少ない牛乳を使いたいが、青汁に甘味をプラスしたいときは、粉末青汁に少量の砂糖を混ぜましょう。また、はちみつを混ぜると、甘味とコクの両方をプラスできます。

液体青汁×牛乳

液体青汁なら、牛乳を注いで混ぜるだけで済みます。粉末青汁と比べて味が薄くなる場合があるため、液体青汁と牛乳を8:2で混ぜるのがおすすめです。青汁の味が苦手な方は、液体青汁と牛乳を3:7にして、1日2杯に分けて飲むとよいでしょう。

ただし、高カロリーな牛乳だとカロリーオーバーになる心配があります。

青汁スムージー

液体青汁と牛乳、バナナ、ヨーグルトをミキサーにかけると、青汁スムージーの完成です。バナナのビタミンや食物繊維、ヨーグルトのタンパク質やカルシウム、乳酸菌が加えられて、さらに栄養バランスが高くなります。

食物繊維と乳酸菌には便通を整える働きがあるため、便秘や下痢に悩まされがちな方はぜひ試してみてください。朝の準備が忙しくて朝食を作れない方や、朝から食事をとると気分が悪くなる方におすすめです。

青汁と牛乳のお好み焼き

【材料】
小麦粉150g
だし汁150ml
牛乳30ml
粉末青汁1包
長いも50g
卵2個
キャベツ1/4個(みじん切り)

【作り方】
(1)材料を全て混ぜ合わせる
(2)フライパンに大さじ1杯の油をなじませる
(3)お好み焼きのタネを焼く

お好み焼きはソースやマヨネーズなどで味つけするため、青汁の苦味やえぐみは一切ありません。

青汁と牛乳のホットケーキ

【材料】
小麦粉100g
ベーキングパウダー4g
砂糖20g
卵1個
牛乳100cc
粉末青汁1包
バニラエッセンス4滴
バター30g
サラダ油適量

【作り方】
(1)材料を全て混ぜる
(2)フライパンにサラダ油とバターをなじませる
(3)弱火で中身を膨らませるように焼く
(4)お好みでバターとメープルシロップをトッピングする

バターと牛乳の風味が青汁とマッチして、とても美味しく仕上がります。ホットケーキなら子供も好きなので、家族みんなで青汁生活を始められますよ。

まとめ

甘味とコクが強い牛乳は青汁の苦味やえぐみを抑えてくれます。また、汁では補いきれないタンパク質やカルシウムを補えるため、栄養バランスを高めたい方におすすめです。青汁は毎日続けることで健康効果を得られるため、途中でやめたくならないように牛乳と混ぜて美味しく飲みましょう。

関連記事