青汁の成分は何が入っている?【気になる栄養成分について】

青汁の成分は何が入っているのか気になるところですよね。
色々な種類が出ているのでどれが自分に合っているのかもわからないかと思います。
今回は、青汁の栄養成分や主原料が違う青汁の栄養成分・悪い口コミの原因なども合わせてご紹介します。

青汁の原材料は何で作られているの?

青汁が登場した最初の頃はケールが原材料でした。当時はとても苦くて飲みにくく、苦手意識が高い人が多く健康志向が高い人の飲み物になっていました。

最近は大麦若葉・明日葉・小松菜・ヨモギ・緑茶・桑の葉・モリンガ・抹茶でケールのような当初の苦みから味を変えたものが主流になっています。
ボタンボウフウ(長命草)などの栄養面をサポートできる素材を加えたものが増えています。

青汁は栄養は何があるの?

青汁には、普段の食事では補うことができない栄養素をカンタンに摂取することができます。
青汁の栄養成分についてまとめてみました。

青汁の栄養成分

食物繊維

青汁には食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維の中には水溶性食物繊維・不溶性食物繊維があります。
この2つをバランスよく摂ることで、腸内環境を整えて、便秘から解放へと導いてくれます。

青汁に含まれる食物繊維は、水溶性食物繊維のみや不溶性食物繊維のみであったり、青汁によって変わってくるので、購入する時には必ず成分を確認してから購入してくださいね。

ビタミンE

ビタミンEは主に抗酸化作用を持っています。
そのため、身体がサビていくことを防ぐので、ガンの予防・風邪の予防など細胞の老化を防ぐ働きがあります。

青汁には、ビタミンCが入っているものもあり、ビタミンEとビタミンCを両方摂取すると美肌やアンチエイジング対策にも繋がります。

ビタミンB2

ビタミンB2は、身体に入ってきた脂質・糖質・タンパク質をエネルギーに変えるサポートをしています。

ビタミンB2は細胞を活性化させる働きがあるため、お肌のサイクル(ターンオーバー)を整えたり、髪の毛・爪などをツヤよく健康的に保つことができます。

鉄分

鉄分は身体の中で血液のヘモグロビンを作る栄養素になっています。
ただ、普段の食事では鉄分不足になりがちで、鉄分不足になると貧血症状が起こったり、疲れやすくなります。

そこで、青汁の鉄分を補給して、元気の源として役立っています。

葉酸

葉酸は、細胞を作るときに必要とされている成分です。
妊娠中は葉酸を積極的に摂ることが、お腹の赤ちゃんの成長にも関わってきます。

ちなみに、葉酸は妊婦さんだけでなく、貧血や骨粗鬆症予防として女性だけでなく、男性にも摂ってもらいたい栄養素の1つです。

カルシウム

カルシウムは骨や歯を作るための栄養成分です。
カルシウムと聞くと、乳製品や小魚をイメージされがちですが、青汁にも入っています。

カルシウムは骨を作るだけではなくて、神経を正常にしたり、ホルモンの分泌にもカルシウムが影響してきます。

青汁の成分について

最近の青汁はさまざまな野菜で作られています。
そこで、青汁として代表的なケールと大麦若葉にスポットをあてて、詳しく調べてみました。

青汁に含まれているケールについて

青汁と言えば「ケール」と言われているくらい有名な野菜です。
ケールは「野菜の王様」と呼ばれています。
見た目はレタスのような形をしていて、どこでも育てやすく1年を通して収穫しやすいのが特徴です。
ケールの産地は北は北海道から南は沖縄まで栽培されています。

それほど、他の野菜と比べると栄養のバランスに優れているということです。

ケールを使ったレシピがありますが、クセが強いので青汁として飲むことをおすすめします。

ケールの主成分

  • 食物繊維(水溶性食物繊維・不溶性食物繊維)
  • ビタミンC・ビタミンE・ビタミンB1・B2・ビタミンK・葉酸・ビオチン・βカロテン・βクリプトキサンチン・レチノール
  • ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛
  • アミノ酸
  • ルテイン

(引用:日本食品標準成分表2015年版)

青汁に含まれている大麦若葉について

大麦若葉は、大麦が実をつける前の葉っぱのことを指します。
イネ科の植物です。

大麦はビールや麦茶の原料になったり、麦ごはんとして食べたりします。
大麦若葉は若葉というだけあって、やわらかく、大麦よりも栄養成分が豊富に含まれています。
大麦若葉独特の香ばしい香りがあり、料理として使ってもクセがないため使いやすい野菜です。

大麦若葉の主成分

  • 食物繊維(水溶性食物繊維・不溶性食物繊維)
  • ビタミンB1・ビタミンC・葉酸などのビタミン類
  • トリプトファン・アラニンなどのアミノ酸
  • βカロテン
  • カルシウム・鉄・亜鉛・カリウム・マグネシウム・銅などのミネラル類
  • 葉緑素(クロロフィル)
  • 抗酸化フラボノイド

ケールと大麦若葉の違いは?

青汁が出始めた頃にはケールを使用した商品をメインとして販売してきました。
最近は大麦若葉を中心として青汁は販売されています。

違いは、ケールよりも大麦若葉の方が栄養成分が豊富に含まれています。
ちなみに、タンパク質・鉄分・葉緑素(クロロフィル)とケールにはない栄養成分が含まれているので最近では、大麦若葉を中心とした青汁が人気となっています。

味にも違いがあります。
ケールは青臭さ・苦み・渋みがありクセがあるため飲みにくいとされていますが、大麦若葉はクセがなく、飲みやすいため毎日飲むにも適しているのです。
毎日青汁を飲むなら飲みやすい青汁の方がいいですよね。

どの青汁を飲むといいの?原材料の比較をしてみました!

ケールや大麦若葉の特徴や成分がわかったところで、他の青汁にはどのような特徴や成分が含まれているのでしょうか?
人気の青汁の特徴や成分をまとめてみました。

明日葉

明日葉は、葉っぱを摘んでも明日には生えてくるといわれるくらいの生命力にあふれた植物から明日葉と名前がつけられました。
明日葉は日本原産の野菜でセリ科です。

明日葉の成分は、βカロテン・ビタミンA・ビタミンB1・B2・ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・鉄分・リン・ナトリウム・カリウム・食物繊維が含まれています。

明日葉にはポリフェノールの一種「カルコン」「クマリン」が含まれていて、抗酸化力、抗メタボリックシンドローム、動脈硬化予防、糖尿病予防の効果があると認知されています。そのため、生活習慣病を気にしている人に明日葉青汁はおすすめです。

よもぎ

普段、よもぎと言えば、よもぎ餅やお団子として使われていますよね。
よもぎは、キク科の多年草で香りがよく、よもぎ青汁は女性に人気です。

よもぎは別名「ハーブの女王」と呼ばれています。
理由は野草の中では栄養素がたくさん含まれているからです。
それに、女性の悩みに効く野草として伝わっているため、昔から民間療法などでもよもぎは使われてきました。

よもぎの成分は葉緑素(クロロフィル)・食物繊維・カルシウム・マグネシウム・ナトリウム・鉄分・カリウム・ビタミンB1・B2・ビタミンCが含まれています。

葉緑素(クロロフィル)と鉄分の相乗効果で血液の流れを良くするため、冷え性や貧血の予防になります。
また、カリウムが含まれているのでむくみ対策にも期待が持てます。美肌効果もあるため、女性人気のよもぎ青汁です。

緑茶

緑茶はビタミンCが多く含まれていて、他にも有名なカテキンが含まれています。
緑茶青汁は青汁は苦いものだと思っていて苦手意識が強い人に是非飲んでもらいたいです。味は抹茶風味で飲みやすいのでおすすめします。

緑茶の成分は、カテキン・アミノ酸・ビタミンB2・ビタミンC・ビタミンE・葉酸・βカロテン・サポニン・テアニンが含まれています。

緑茶自体に抗酸化作用があるので、風邪予防・ガン予防・コレステロールの低下の他にもリラックス効果もあるので、健康・美容・癒しとどちらも欲しい欲張りな人にはおすすめです。

桑の葉

桑の葉には血圧上昇を抑える働きがあります。

桑の葉の成分はβカロテン・ビタミンB1・B2・カルシウム・カリウム・鉄分・亜鉛・食物繊維がたくさん含まれていて、鉄分は他の青汁よりもかなり多く含まれています。

高血圧や生活習慣病などが気になる人におすすめです。

ちなみに味は桑の葉だけではとても苦みが強いのですが、工夫されているメーカーさんが多いため青汁として飲んだ場合は緑茶風味ですよ。

モリンガ

モリンガは「奇跡の木」と呼ばれているスーパーフードです。
原産国はインド・アフリカ・フィリピン・インドネシアで日本では沖縄・九州地方で生産されています。
ワサビノキ科の植物です。

モリンガは「奇跡の木」(ミラクルツリー)と呼ばれていますが、それほど栄養価が高い植物なのです。

効果としては、ダイエット・アンチエイジングなどに期待が持てます。

モリンガの成分はカルシウム・リン・鉄・ビタミンB1・B2・ビタミンC・ビタミンE・βカロテン・必須アミノ酸・ポリフェノール・食物繊維やストレスの緩和作用があるGABAなどがたくさん含まれています。
栄養を摂りつつも癒されたい人にはおすすめです。

ちなみに、モリンガの味はよもぎ・抹茶の味に近く飲みやすい青汁になっています。

青汁を飲めば野菜不足を解消できるの?

青汁は栄養面に優れているので、栄養補給としてはおすすめですが、青汁を飲むだけで野菜不足を解消できるわけではありません。
青汁以外に加工していない野菜しかとれない成分もあります。
飲む青汁とは違って野菜本来を食べることでよく噛んで食べると血糖値の上昇を抑えることができたり、青汁以上の食物繊維を摂ることで腸内の環境を整えてくれるといった面もあります。
青汁は普段の食事で補えない栄養素を追加して補うというイメージで飲みましょう。

青汁の悪い口コミは信じていいの?

青汁の口コミには、「青汁を飲んでも意味がない」「青汁飲んでも効果はない」といった口コミが書かれていることがあります。
その原因をまとめてみました。

青汁を1回だけなど継続せずに飲み終えている

青汁は、普段の食事と合わせて1日1~2杯を継続して飲むことで栄養不足をカバーし、腸内環境を整えていきます。
青汁は薬ではなく、健康食品のため実感するまでは時間がかかる場合があります。そのため、継続して、3ヶ月ほど続けて飲んでみることをおすすめします。

青汁ダイエットのつもりがカロリーオーバーしている

青汁でダイエットしてみたけれど、痩せなかったという原因には、青汁に砂糖やはちみつを多く入れて飲みすぎた可能性があります。
青汁を水に溶かした時のカロリーは1杯で10㎉もないので青汁だけで太るということはありません。

青汁のパッケージの成分をよく見ていない

青汁にはさまざまな種類の青汁が発売されています。
例えば、緑茶青汁であればカフェインが入っている、フルーツ青汁であれば糖分が入っているなど、それぞれの特徴があります。

クセが強いものが苦手であれば、大麦若葉入りの青汁を試してみたり、各メーカーが出している青汁の成分表をしっかりとチェックしてから購入するようにしましょう。

青汁は栄養豊富!あなたに合った青汁を飲んでみよう!

青汁の成分についてご紹介しました。
青汁と言えば、苦いイメージのケールが連想されますが、最近は大麦若葉を主体として色々な青汁が発売されています。
ケールと大麦若葉の違いにはケールにはない成分が大麦若葉に含まれていて、味わいもケールはクセがあり、大麦若葉にはクセがなく飲みやすいといった違いがあります。

その他の青汁には、生活習慣病を予防したい・冷えや貧血を予防したい・緑茶入りでカテキンが入った青汁・緑茶風味で飲みやすい・血圧の上昇を抑えたい・健康を意識しながらもリラックスしたいといった目的に合わせて選んで是非、飲んでみてください。

「飲んでも意味がない」や「効果を実感しない」といった口コミにも書かせていただきましたが、青汁を購入する際には、必ず成分表をよく見て自分に合っているのかを確認してみてくださいね。

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