【ダイエット成功者続出】梅干しの注目すべき効果とは？

自分を磨くダイエット

最終更新日：2023.10.19 公開日：2021.06.20

キレイな人は梅干しパワーを賢く活用している！

古来より梅干しは、疲労回復や食中毒の予防に効果的として知られていますが、最近の研究ではダイエットにも有効に働くことがわかっています。

実はキレイな女優さんや著名人の中には、すでにこの梅干しのダイエット効果を賢く活用している人が沢山います。

そこで今回は、梅干しの優れたパワーについてご紹介。
あの人の綺麗の秘密を探ってみましょう。

知られざる梅干しの健康効果

まずは梅干にどのような健康効果があるかご紹介します。
意外と知られていない健康効果もあり、驚かれる方も多いのではないでしょうか。

便秘解消効果

梅干しの酸っぱさのもととなるクエン酸には腸の働きが悪くなる悪玉菌を抑え、腸の蠕動（ぜんどう）運動を促す作用があります。

また梅干しには生きて腸まで届く植物性乳酸菌が含まれ、この乳酸菌が善玉菌の餌となります。

さらに梅干しに含まれるマグネシウムには、腸管から水分を吸収して便を排出しやすい柔らかさに整えてくれる作用があります。

これらの3つの成分の作用が組み合わさることで排便が促され、腸内環境も整いやすくなります。

血糖値を下げ中性脂肪濃度を減らす

梅干しを摂取すると、血糖値を下げるだけでなく中性脂肪にも効果的に働いてくれます。

実際に横浜市立大学医学部付属市民総合医療センターの研究では、梅肉エキスを摂取するとインスリン感受性が改善し、血糖値を下げてくれる効果が認められています。

また食欲を抑え、血中のコレステロールや中性脂肪濃度も減少させることも明らかになっています。

免疫力アップ・殺菌作用

梅干しに含まれているクエン酸は殺菌効果が高く、昔から微生物の繁殖を抑える目的でお弁当やおにぎりに活用されています。

また体内に入ると胆汁の働きを活発にすることで食中毒の原因となる菌の働きを抑制し、免疫力も高めてくれます。

最近では、胃もしくは十二指腸潰瘍、胃がんにも関係しているといわれる「ヘリコパクター・ピロリ菌」の増殖を抑制してくれることもわかっています。

血行を良くして代謝アップ

梅にはフラボノイドなどの様々なポリフェノールが含まれ、抗酸化作用に優れています。

また乾燥した梅の主成分である、クロロゲン酸類にも強力な抗酸化作用があることがわかっています。

これらの成分により、血中の悪玉コレステロールの酸化が抑制され、動脈硬化性疾患の予防が期待できます。

さらに梅肉エキスやクエン酸には血流を改善する作用があり、ポリフェノールとの相乗効果で代謝アップも期待できます。

美肌・むくみ解消・アンチエイジング効果

梅干しに含まれるポリフェノールやクエン酸の作用で血行が良くなり代謝アップが促進されると、体内の老廃物も排出してくれます。

この働きにより、むくみの解消や美肌、アンチエイジングなども期待できます。

また梅にはポリフェノールだけでなく若返りビタミンと呼ばれるビタミンEが含まれているため、女性にとっては嬉しい効果を実感しやすくなります。

体を中和し体のサビを防ぐ

私たち人間の体は常に酸性とアルカリ性のバランスをとっているのはご存知でしょうか？

健康でいるためには、血液や細胞液などの体液は弱いアルカリ性がベストな状態となります。

体液が酸性化すると血液がドロドロとなり、血行不良などの影響で生活習慣病になる可能性もあります。

しかし炭水化物や肉・魚、アルコールなどはほとんどが酸性。

梅干しはアルカリ性食品となるため、少し食べるだけでも酸性に傾いた体を中和することができるのです。

カルシウムや鉄の吸収をサポートしてくれる

梅干しにに含まれるクエン酸は、有機酸に分類されます。
有機酸にはカルシウムや鉄の吸収をサポートし、さらにカルシウムが骨から持ち出されるのを防ぐ働きがあります。

体内のカルシウムの定着率を高めたい方に、梅干しは最適な食品といえるでしょう。

乗り物酔いや二日酔い防止

昔から乗り物酔いや二日酔いに梅干が効果的と言われる理由は、梅干のクエン酸に含まれる「ピクリン酸」にあります。

このピクリン酸は肝機能を高める効果があり、車酔いで崩れた平衡感覚を正常に戻してくれます。

梅干しに含まれるダイエットに効果的な栄養素

梅干しには中性脂肪増えるのを抑制し、エネルギー代謝を高めるダイエットホルモン「レプチン」の分泌を促進することがわかっています。

その他にも脂肪燃焼効果が期待できる成分がたくさん含まれています。

以下では、その成分について順番に解説します。

クエン酸

先ほども少し触れましたが、梅干しに含まれるクエン酸には便秘解消に加えて、腸内環境を整える作用があります。

ダイエットには腸内環境を整える「腸活」が必要不可欠。

腸内環境が整うと、無駄な脂肪が溜まりにくくなり痩せ体質へと導いてくれます。
またクエン酸には乳酸を分解する作用があるため、疲労回復にも有効に働いてくれます。
ダイエット中の筋力トレーニングの後に摂取しても良い効果が実感できますよ。

バニリン

梅干しに含まれるバニリンには脂肪を燃焼し、脂肪細胞を小さくする効果が認められています。
脂肪細胞の数は成人で250億個〜300億個、肥満気味の人では400億個以上あるといわれています。

思春期以降は数が一定となり、増えたり減ったりする事はほとんどありません。

そのため、痩せるためには脂肪細胞の大きさをいかに小さくできるかが鍵となります。
脂肪細胞を小さくする作用があるバニリンは、継続的に摂取することでダイエット効果が見込めます。

オレアノール酸

食事で摂取された糖質は最終的にα-グルコシターゼ（二糖類分解酵素）によって分解され、吸収されます。
梅干しに含まれるオレアノール酸には、このα-グルコシターゼの働きを阻害する作用があります。

α-グルコシターゼの働きが阻害されると、結果的に糖質の吸収が少なくなり、血糖値の上昇を緩やかにすることができます。

ムメフラール

梅干しを加熱すると、糖分とクエン酸が結合し「ムメフラール」という成分ができます。
ムメフラールには、血行を促進し、代謝を活発にする働きがあります。

梅干しは加熱するとダイエット効果が1.3倍アップ

さまざまな健康効果がある梅干しですが、最近の研究で梅干しを加熱するとダイエットに有効な成分「バニリン」を20％も増やすことが明らかになりました。

もちろん、脂肪細胞を小さくする作用も1.3倍増しとなります。
さらに血行を促進し代謝を上げる「ムメフラール」という成分が生成されるため、より効率良くダイエットが可能となります。

加熱によって一度増えたバニリンは元には戻らないので、ダイエットを意識するなら加熱してから食べた方が断然お得ですよ。

加熱するとダイエット効果が高まる理由

加熱するとダイエット効果が高まる理由は、バニリンが増加し、ムメフラールが生成されるから。

何故このような現象が起こるのかというと、梅干しの中にはバニリンに似た「バニリングルコシド」という成分も一緒に含まれています。

このバニリングルコシドは加熱するとバニリンに変化すると言う特性があり、梅干しを加熱するとバニリンがさらに増えるのです。

ホット梅干し・焼き梅干しの作り方

梅干の加熱方法は、焼いても電子レンジでも問題ありません。
簡単に作りたい場合は梅干しをお皿に10個ほど置き、ラップをかけて500Wで1分加熱します。

鉄板で焼く場合はフライパンにアルミホイルを敷きその上で梅干しを焼きます。

オーブントースターの場合は、天板にアルミホイルを敷き予熱なし1000Wで5分加熱します。

フライパンやトースターで焼く場合は、焦げる可能性があるので注意しましょう。

すぐに食べないのであれば、ジップロックかタッパーに入れてそのまま冷凍保存すると便利ですよ。